リスク選好が鮮明となった世界の「投信マネー」

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

 

10月は「MMF」から「債券」へ資金シフト

■10月の投信マネーは全体で+372億ドル(9月▲676億ドル)の流入超過となりました。「MMF」が▲377億ドル(同▲1,090億ドル)と流出超過額が大幅に縮小し、「債券」の流入超過額が+646億ドル(同+253億ドル)と拡大したことが主因です。その他の内訳は、「金」などを含む「オルタナ」が+22億ドル(同+1億ドル)、「バランス」が▲47億ドル(同▲21億ドル)でした。「株式」は+127億ドル(同+180億ドル)でした。

 

(注)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2020年9月末現在40.2兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは上・中段の図が2019年1月2日~2020年11月11日、下段の図が2016年1月6日~2020年11月11日。週次ベース。19年1月、16年1月からの累積。  (出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
投信の資金フロー (注)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2020年9月末現在40.2兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは2019年1月2日~2020年11月11日。週次ベース。19年1月、16年1月からの累積。
(出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

11月上旬は株式ファンドに大量の資金が流入

■11月に入ると投信マネーの流れに大きな変化が現れました。11日までで見ると、「株式」への流入が大幅に増加しています。「株式」の流入超過額は509億ドルに達しました。11月第2週は445億ドルの流入超で、これは2017年以降の週次ベースでは最大の流入超過額です。11月の資金流入の中心は先進国では「米国」で、343億ドルの流入超でした。また、新興国では「アジア(除く日本)」で42億ドルの流入超でした。

 

■セクター別では、引き続き「テクノロジー」や「ヘルスケア」への流入が堅調です。一方で、「エネルギー」は9月最終週以降、7週間連続で流入超となるなど、資金が流入するセクターに広がりが見え始めています。

 

(注)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2020年9月末現在40.2兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは上・中段の図が2019年1月2日~2020年11月11日、下段の図が2016年1月6日~2020年11月11日。週次ベース。19年1月、16年1月からの累積。  (出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
主な米国債券ファンドの資金フロー (注)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2020年9月末現在40.2兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは2019年1月2日~2020年11月11日。週次ベース。19年1月、16年1月からの累積。
(出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2020年9月末現在40.2兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは上・中段の図が2019年1月2日~2020年11月11日、下段の図が2016年1月6日~2020年11月11日。週次ベース。19年1月、16年1月からの累積。  (出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
株式ファンドのセクター別資金フロー (注)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2020年9月末現在40.2兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは2016年1月6日~2020年11月11日。週次ベース。19年1月、16年1月からの累積。
(出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リスク選好の動きが鮮明化

■11月上旬は、米国大統領選挙でバイデン氏が勝利したほか、米国大手製薬会社が新型コロナウイルスのワクチンの開発で大きく前進するなど、不透明要因がある程度低下しました。景気回復にはまだ時間がかかるものの、投資家のリスク選好が強まり始めています。足元で続く、米国株、新興国アジア株への資金流入やクレジット市場への流入が続くのか、注目されます。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『リスク選好が鮮明となった世界の「投信マネー」』を参照)。

 

(2020年11月13日)

 

関連マーケットレポート

2020年11月11日 相対的に利回りの高い資産へ資金が流入

2020年10月29日 米国株式市場~好調な企業業績が下支え

 

投資情報グループは、総勢14名のプロフェッショナルを擁し、経済や金融市場についての運用会社ならではの高度な分析を社内外に情報発信しています。幅広い投資家に良質な情報を伝えるべく、活動する機会や媒体は多岐にわたります。年間で約800本の市場レポートを作成し、会社のホームページで公開中(2019年度実績)。

著者紹介

連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧