一般の人たちが相続税で損をしないように導く仕事
相続財産再鑑定士とは、相続に関する知識のみならず、相続税を納めた人たちに対して、実は納め過ぎている可能性があるという事実を広く一般に発信し、一般の人たちが相続税で損をしないようにするために導く役割を担います。
相続に関する民法の知識や、相続税法の周辺知識も当然に必要となるので、相続に関する知識や問題などを学び、お客様に適正な情報発信をする専門家となります。
世の中の数多くの専門家は、生前対策(もめないための対策、節税対策、納税資金対策など)や相続が発生した直後(相続税の申告や遺産整理業務、相続した財産の処分など)のお手伝いをする人がほとんどであり、相続の手続きなどを全て終え、相続税を納めてしまった人に対して、さらにお手伝いしようとする専門家はほとんどいません。
なぜかというと、相続人は「もう相続手続きは全て終わったものだ」と思っていますし、専門家も同様に「もう相続手続きは全て終わったし、お手伝いできることはない」と思っているからです。
そのため、相続財産再鑑定士は相続手続きが終わった方に対して、お手伝いできる唯一の存在であるといえますし、「実は相続税を納め過ぎて損をしているかもしれない」という真実を広く世の中に情報発信をして、故人が残した大切な財産を取り戻していくことでお客様のお役に立てるよう活動しています。
相続税還付を世の中に広げることを目的とした協会
一般社団法人相続財産再鑑定協会は、全国の払い過ぎた相続税について計算の基となる財産の評価を再度行うことで、取り戻せる可能性があるという事実を世に広く発信し、相続税で損をしてしまった人を、少しでも減らすお手伝いをすることを目的としています。
相続税を専門としている税理士、不動産鑑定士が中心となって相続税の還付を受ける更正の請求や財産の再評価を行いますが、その情報発信については不動産業界、保険業界、弁護士、司法書士、行政書士などの専門家との連携が重要となります。
一般社団法人相続財産再鑑定協会では、専門家はお客様の信頼に最大限応えていく義務があると考えています。税理士は、税務に関する専門家でありますし、お客様も税理士に対しては信頼をして税務申告を依頼していると思います。
当然、申告の依頼を受けた税理士は、お客様の信頼に応えていく使命があります。しかしながら、今まで述べてきたように、相続税については不慣れな税理士が多く、納め過ぎている申告書が数多くあります。
適正な相続税よりも、多く納めてしまう申告書をつくることは、お客様の信頼を裏切っているといえますし、同じ専門家として到底許されるものではないと考えています。
私たちは、相続税を納め過ぎてしまった人たちにこの事実を知ってもらい、大切な財産を少しでも取り戻していただくために一般社団法人相続財産再鑑定協会を設立いたしました。主な活動としては、相続税還付を世の中に広げるための民間資格である「相続財産再鑑定士」の普及となります。