新型コロナで「東京・主要7駅」の人出はどう変わったのか?

日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回は、コロナ禍で人がどのように動いたのか、検証していきます。

新型コロナで二度の流行が襲来…人はどう動いたか?

新型コロナウイルス感染症の拡大により、4月7日、日本国内において初めての緊急事態宣言が発令され、全面解除となるまでの49日間、活動自粛を余儀なくされました。人の往来は大幅に減少し、解除後も元の状態には戻っていません。

 

新規感染者数は3月下旬ごろから大きく増え始め、東京都では4月17日に206人を記録。そ後、減少していきました。これが新型コロナウイルス感染症の第一波で、宣言解除から1カ月ほど経過した7月あたりから、再び新規感染者は増加。東京都では8月1日に472人を記録。これが第二波と位置づけられ、いまはピークを過ぎたといわれています(図表1)。

 

出所:東京都発表より作成
[図表1]東京都、新型コロナ新規感染者推移 出所:東京都発表より作成

 

このような感染の動きのなか、人々はどのように動いたのでしょうか。V-RESASでのデータをもとにみていきましょう。

 

みていくのは、東京都の「新宿」「渋谷」「池袋」「東京」「新橋」「品川」「秋葉原」の名7エリア。各駅の500m四方のエリアの滞在人口の動向を、「市区町村内」「都道府県内」「都道府県外」と、推定居住地を3つに分類し、前年同週比の推移を比較していきます。

 

まず各駅の概要を簡単にみていきましょう。

 

「新宿」:東京の副都心・新宿のターミナル駅で、JR東日本各線、小田急電鉄、京王電鉄、東京メトロ丸ノ内線、都営地下鉄大江路線が乗り入れる。1日平均乗降者数は約353万人とギネス世界記録を誇る。7月19日に東西自由通路の供用が開始され、回遊性が向上した。

「渋谷」:JR東日本各線、京王電鉄井の頭線、東急電鉄東横線、田園都市線、東京メトロ銀座線、半蔵門線、副都心線が乗り入れる。各社合計の1日平均乗降人員は約334万人。100年に一度の再開発中で、6月1日から埼京線のホームが山手線のホームと並列となるように移設された。

「池袋」:豊島区の中心的な駅で、JR東日本各線、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ有楽町線、副都心線、丸ノ内線が乗り入れる。全体の1日平均の利用者数は約264万人。

「東京」:日本の玄関ともいえる駅で、JR東日本の在来線と新幹線各線、JR東海の東海道新幹線、東京メトロ丸ノ内線が乗り入れる。JRの1日平均乗車人員は約46万人。新幹線利用は東日本、東海合わせて、1日17万人程度。

「新橋」:JR東日本各線、東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線、ゆるかもめが乗り入れる。JRの1日の乗車数は27万人、地下鉄とゆりかもめの乗降客は計40万人強。

「品川」:JR東日本各線、JR東海の東海道新幹線、京浜急行が乗り入れる。JRの1日平均乗車数は計40万人、京急の乗降数は28万人ほど。

「秋葉原」:JR東日本各線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスが乗り入れる。JRの1日の乗車数は25万人弱、東京メトロの乗降数は12万強、つくばエクスプレスの乗降数は7万人弱。

 

7駅とも、東京を代表するターミナル駅であり、オフィス街。また新宿、渋谷、池袋は繁華街的要素、電気街としても有名な秋葉原は観光地的要素も強い傾向にあります。

GGOとは、GENTOSHA GOLD ONLINE(幻冬舎ゴールドオンライン)の略称。『あなたの財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を掲げ、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとして運営している(写真は編集長の立本正樹)。

著者紹介

連載統計から紐解く日本の実情

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