新型コロナ感染拡大が自動車業界を直撃
■新型コロナの感染拡大による需要急減で2020年4-6月期は世界の大半の自動車メーカーが最終赤字を計上しましたが、トヨタ自動車は大幅な減益ながら営業利益139億円、純利益1,588億円の黒字となり収益力の強さが際立つ結果となりました。いち早く販売回復につなげたことや原価低減を進め損益分岐点を引き下げたことなどが寄与しました。ホンダと日産自動車は営業赤字となりました。
■トヨタグループの主要8社の4-6月期の連結決算は、新型コロナの影響による世界的な自動車生産の大幅減に加えて自動運転など「CASE」への先行投資負担を受け全社が減収、7社が営業赤字となりました。

(注2)トヨタ自動車の主要グループ8社は日本経済新聞社の分類による。為替想定は20年度の円/米ドル想定レート。
(注3)(*)豊田合成の為替想定は4-6月期、愛知製鋼は決算短信などに未記載、豊田通商は売上高見通しは未公表。
(出所)各社決算資料データを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(注2)トヨタ自動車の主要グループ8社は日本経済新聞社の分類による。為替想定は20年度の円/米ドル想定レート。
(注3)(*)豊田合成の為替想定は4-6月期、愛知製鋼は決算短信などに未記載、豊田通商は売上高見通しは未公表。
(出所)各社決算資料データを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『自動車業界の2020年度4-6月期決算は?』を参照)。
(2020年8月13日)
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