1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場はおおむね小幅ながら下落しました。米国株式市場は、週前半は新型コロナウイルスの感染拡大が続いたものの、ワクチンや治療薬開発のニュースが相次いだことなどから堅調に推移しました。後半は米国がテキサス州の中国総領事館の閉鎖を求めたことに対抗して中国が四川省の米国総領事館を閉鎖すると通知し、米中対立激化懸念が強まったことなどから下落しました。NYダウは週間では0.76%下落しました。日本株式市場は、月曜、火曜、水曜日の3日間取引となり、週前半の米国株高などを受けて、日経平均株価は0.24%上昇しました。欧州株式市場は、新型コロナウイルスの感染再拡大や、米中対立激化懸念などから下落しました。DAX指数は0.63%、FTSE100は2.65%下落しました。中国株式市場は、米国がテキサス州の中国総領事館の閉鎖を発表すると中国も対抗措置を発動したことから、米中関係の悪化を嫌気して上海総合指数は0.54%、香港ハンセン指数は1.53%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは欧米での株価下落などを嫌気して0.41%下落しました。
<債券>
主要国の債券利回りは低下しました。米国の長期金利は、新型コロナウイルスの感染再拡大や米中外交関係の悪化などを受けて、0.038%低下しました。日英の長期金利も低下しました。
<為替>
円相場は対ユーロでは、EU首脳会談で7,500億ユーロ(約92兆円)の復興基金の創設に合意したことを受け1.13%下落しました。対ドルでは米中対立激化懸念が強まったことなどから0.82%の上昇となりました。
<商品>
原油価格は、欧米の追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン開発進展を好感し、1.72%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年7月20日~7月24日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年7月27日)
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