新型コロナ感染拡大の影響から業績不透明感が高まる
■自動車大手3社の2019年度の連結売上高と連結営業利益はともに減収減益となりました。トヨタは新モデルの投入や原価低減などにも努めましたが、新型コロナの影響から小幅ながら減収減益となりました。ホンダは二輪車事業は堅調でしたが、新型コロナの影響が大きく減収減益となりました。
■トヨタグループの主要8社の2019年度の連結決算は、新型コロナの影響や自動運転など「CASE」への先行投資負担などを受け7社が減収減益となりました。
■2020年度の業績見通しについては、トヨタは新型コロナウイルスの影響で大幅な減収減益が避けられませんが、一方で研究開発費は1.1兆円規模と過去最高水準を保ち、次世代技術への投資は継続する方針です。他社は新型コロナの影響が見通せないことから予想を見送りました。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『自動車業界の2019年度業績は?』を参照)。
(2020年6月12日)
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