人手不足が叫ばれている昨今。人材獲得のため、賃金を上げる動きも見られますが、医療業界に限っては、どうやら一筋縄ではいかないようです。本記事では、医療事業者向けに書かれた書籍『クリニック人事労務読本』(みなとみらい税理士法人・髙田一毅税理士/幻冬舎MC)より一部を抜粋し、医療法人の円滑な運営方法について考察してきます。

医療業界「給与が高ければ辞めない」わけではない

[図表1]は、当事務所で給与計算業務を受託しているクリニックにおける医療従事者の職種別平均給与額を表したものです(当該データは2016年度における神奈川県の実際給与データの集計結果であり、市販書籍においては直近データによる公表がされていない現状を考えますと、リアルタイムの参考データとして有用であると考えます)。次に給与水準と離職率についてまとめたのが[図表2]となります(画像を見る)。

 

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クリニック人事労務読本

クリニック人事労務読本

髙田 一毅

幻冬舎メディアコンサルティング

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