■米中通商協議は第1段階の合意に達したことが発表され、合意文書の署名に向けて調整が行われています。合意内容の説明では両国間に食い違いが見られ、1月とされる署名の時期や合意内容の詳細など、今後の展開が注目されます。
■英国の総選挙では与党・保守党が大勝し、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の実現が近づいています。ジョンソン首相は1月31日の離脱期日までに離脱協定を法制化する構えですが、議会では2020年末までの移行期間は現実的でないとの批判もあり、年明け7日から始まる審議の行方が注目されます。
■世界経済フォーラム(ダボス会議)が行われ、「持続可能な世界」をテーマに議論されます。近年、世界各地で起こる異常気象など温暖化問題は主要議題の一つで、環境負担の軽減と経済成長の両立を模索します。
■IMFの世界経済見通しが改訂されます。前回10月発表の2019年の世界経済見通しは5回連続の下方修正となりましたが、2020年には景気の持ち直しが見込まれています。米中通商協議に進展が見られたことなどから、見通しが上向くか注目が集まりそうです。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年1月…米中合意、ブレグジットや世界経済見通しに注目』を参照)。
(2019年12月23日)
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