株式投資で「利益」を得る方法は?
今回は、株式投資についての基本を見てみましょう。ところで、株式投資ってどんなものでしょうか? 未経験者の方のためにも、そこから見ていきましょう。
◆そもそも株式投資とは?
投資における株式とは、一般的に次のようなものを指します。
●株式会社における株主の持ち分(権利)を表すもの
●その内容を表示してある証書のこと
●流動性がある(証券会社を通じて株式市場で売買できる)
①株式投資でどうやって利益を得るの?
株式投資で利益を得るには、二つの方法があります。
●保有して、配当・優待と呼ばれるお金などを受け取る
●株価が値上がりした場合に、売却することで差額を利益として受け取る
しばしば、この二つの方法を考えた場合にどっちがいいかな、と考えるケースが多いでしょう。基本的に、お金には色がついていないので、配当も売却益もおなじ「お金」として、冷静に考慮することが重要だと思われます。
②株式投資のメリットは?
メリットとしては、うまくいった場合に高いリターンが得られる、という点です。もちろん、うまくいかない場合には、大きく損をすることを意味しています。だからこそ、より合理的な知識が必要です。
③株式投資のデメリットは?
元本保証ではありません。投資先の企業が倒産した場合などには、投資した金額が無価値になることもあり得ます。
定期貯金のような「満期」という考え方はない
④期間はあるの?
定期貯金などにあるような「満期」という考え方はありません。基本的に半永久的に存在する、という認識です。もちろん、倒産や上場廃止などで消えることがあります。
⑤税金はかかるの?
基本的に、利益に対して税金が20.315%かかります。
⑥流動性は高いの?
高いです。低いモノの一例として、例えば、現物の不動産が挙げられます。家を今日売ろうと思っても、すぐに買い手がつかないことがあります。場合によっては数年かかることもあります。
ですが株式は、株式市場が開いている時間なら、基本的にいつでも売買が可能です。つまり、換金性も高いということですね。
◆まとめ
株式投資のポイントを挙げてみました。株式には、株式なりのいい点・悪い点があります。それをしっかりと理解し、具体的に自分の資産運用にどう生かすかを、理論を背景にして理解することが大切です。
佐々木 裕平
金融教育研究所 代表