利益には税金がかかる?株式投資で知っておくべき基礎知識

2019年9月、国税庁により「民間給与実態統計調査」の結果が発表されました。本調査によると、サラリーマンの平均年収は441万円とのことです。年金問題をはじめ、少子高齢化による働き手不足など、老後不安につながる問題が尽きないなか、この年収のなかから資産を形成していくしかありません。老後資金の形成手段として、あげられるなかに株式投資があるでしょう。本記事では、株式投資の基礎知識について見ていきます。

株式投資で「利益」を得る方法は?

今回は、株式投資についての基本を見てみましょう。ところで、株式投資ってどんなものでしょうか? 未経験者の方のためにも、そこから見ていきましょう。

 

◆そもそも株式投資とは?

 

投資における株式とは、一般的に次のようなものを指します。

 

●株式会社における株主の持ち分(権利)を表すもの

 

●その内容を表示してある証書のこと

 

●流動性がある(証券会社を通じて株式市場で売買できる)

 

①株式投資でどうやって利益を得るの?

 

株式投資で利益を得るには、二つの方法があります。

 

●保有して、配当・優待と呼ばれるお金などを受け取る

 

●株価が値上がりした場合に、売却することで差額を利益として受け取る

 

しばしば、この二つの方法を考えた場合にどっちがいいかな、と考えるケースが多いでしょう。基本的に、お金には色がついていないので、配当も売却益もおなじ「お金」として、冷静に考慮することが重要だと思われます。

 

②株式投資のメリットは?

 

メリットとしては、うまくいった場合に高いリターンが得られる、という点です。もちろん、うまくいかない場合には、大きく損をすることを意味しています。だからこそ、より合理的な知識が必要です。

 

③株式投資のデメリットは?

 

元本保証ではありません。投資先の企業が倒産した場合などには、投資した金額が無価値になることもあり得ます。

 

投資した金額が無価値になることも
投資した金額が無価値になることも

定期貯金のような「満期」という考え方はない

④期間はあるの?

 

定期貯金などにあるような「満期」という考え方はありません。基本的に半永久的に存在する、という認識です。もちろん、倒産や上場廃止などで消えることがあります。

 

⑤税金はかかるの?

 

基本的に、利益に対して税金が20.315%かかります。

 

⑥流動性は高いの?

 

高いです。低いモノの一例として、例えば、現物の不動産が挙げられます。家を今日売ろうと思っても、すぐに買い手がつかないことがあります。場合によっては数年かかることもあります。

 

ですが株式は、株式市場が開いている時間なら、基本的にいつでも売買が可能です。つまり、換金性も高いということですね。

 

◆まとめ

 

株式投資のポイントを挙げてみました。株式には、株式なりのいい点・悪い点があります。それをしっかりと理解し、具体的に自分の資産運用にどう生かすかを、理論を背景にして理解することが大切です。

 

 

佐々木 裕平

金融教育研究所 代表

 

金融教育研究所 代表

1979年生まれ、広島市出身、2013年より金融教育研究所代表(旧名:佐々木FP事務所)

書籍の執筆・個別相談・公開講座(セミナー)を中心に、金融教育を推進中。金融・保険商品の販売・勧誘・斡旋は行っておらず、中立公正な立場から金融教育に努める。定期的に公開講座を開催中。
公開講座ではiDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてニーサを使用した資産形成の普及啓もう活動を行う。

所属学会・協会:行動経済学会/日本FP協会/金融財政事象研究会

著書に「入門 お金持ち生活のつくり方」(こう書房)、「ストレスゼロの絶対貯金」(青月社)、「学校では教えない! お金を増やす授業」(ぱる出版)がある。

著者紹介

連載1級FP技能士が伝授!賢い個人投資家になるための「正しい金融リテラシー」

本連載は、「金融教育研究所」掲載の記事を転載・再編集したものです。

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