世界No.2の証券取引所ナスダックが、AIを活用して出来高詐称などの問題を取り除いた新たな暗号資産インデックス「CIX100」を公開した。

ナスダックで100通貨のインデックスを提供

世界No.2の証券取引所ナスダックが、AIを活用して出来高詐称などの問題を取り除いた新たな暗号資産インデックス「CIX100」を公開した。提供元のCryptoindex社が報道向けプレスリリースで明かした。

 

このインデックスは、Cryptoindexにリスト入りした上位200銘柄のうち、出来高の詐称などの問題を取り除いて算出された出来高上位100銘柄を対象にした指数だ。経験の浅い投資家からプロトレーダーまでを利用対象者として見込んでいる。

 

選定された100の組成銘柄は、AIを活用して「偽の出来高」を除くほか、200以上の要素を踏まえて査定、信頼性の高い暗号資産データの提供を行う。選定基準には、9つの暗号資産取引所から取得した出来高データに加え、ニュースやSNSの投稿データをもとにした銘柄分析などがあるという。毎月上位100の銘柄をリバランス(再調整)することで、最新の市場に沿った上位銘柄で構築されるインデックスを目指す。

 

また、CryptoindexのAI分析は暗号資産価格の予想も行なっており、「日平均82%の勝率」を記録しているとした。

 

ナスダックは今年9月、分散型金融(DeFi)に特化した新たな暗号資産インデックスも追加。Augur(REP)やMakerDAO(MKR)やその他プロジェクトのリアルタイムな情報を提供している。

 

また、ニュージーランドを拠点とするブロックチェーンデータ・リサーチ企業のBrave New Coinと提携、ビットコイン(BTC)、イーサリム(ETH)、リップル(XRP)のインデックスを提供するなど、暗号資産関連インデックスの提供も積極的に行なっている。

 

参考:cryptobriefin――NASDAQ Lists Cryptoindex.com’s AI-Powered CIX100 Index

 

※本記事は、2019年10月16日に「CoinPost」で公開されたものです。

 

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