18日のニューヨーク株式市場。利下げへの期待が高まり、ダウ工業平均株価は3日ぶりの反発。15日に最高値を更新したあとは下げ局面が続いていた。とはいえ以前の水準からすれば空前の高値圏。11日の最高値更新時には「いまNY株を買ってはいけない理由」について紹介したが、本記事ではNY株投資を「いますぐ始めたほうがいい理由」を解説する。

投資は、いつ始めるのが正解なのか?

18日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業平均株価の終値が27,222.97ドルと3日ぶりの反発。契約の伸びが落ち込んだネットフリックスの急落もあったが、利下げへの期待が下支えとなり、前日比3.12ドル高となった。

 

先週11日に「NYダウが史上最高値更新!」と報じたときには、史上初の27,000ドル超えが大きなニュースになっていたが(11日終値27,088.08ドル)、そのときと比べると、この1週間でさらに上昇している。

 

ここまでくると「やはり買っておけばよかった! 米株はやはり鉄板(てっぱん)だ! いまからでも買いたい!」と思う人もいるだろうし、「さすがにそろそろ高値圏だろう……。いまから買うのは恐すぎる。天井づかみしてはしょうがない」と躊躇(ちゅうちょ)する人もいるだろう。

 

先週は「史上最高値」のニュースで買うと「天井づかみ」のリスクがあるという話をした。では、今回のような高値圏らしき状況において、「いつ投資を始めたらいいのか?」。長期資産形成のために投資を始めるのであれば、その答えはいつでも「いますぐに」だ。

できるだけ早く、可能なかぎり長く

「老後2000万円不足」問題で、資産形成に興味を持ち始めている人は多いだろうが、「いまNY株は調子がいいみたいだけど、高いときってことだからなぁ……」と手を出せずにいるのではないか。

 

短期のトレードで一発、稼いでやりたい!という野望があるならば、高値圏での天井づかみをしないように気をつける必要があるが、長期でコツコツと資産形成を目指すのであれば、始めるタイミングはいつでも「いますぐ」が正解という考え方がある。 

 

相場が上がろうが下がろうが、どんな局面でも、毎月同じ額で購入していくと、下がった局面では「安いから、多く買える」。たとえばNY株について、「上がり下がりはするが、長期的に見れば、成長を続けていくだろう」と見込むのであれば、長期投資をすることで、資産を増やすことができる。これは複利効果もあり、できるだけ長い期間の積立投資にしたほうが効果が大きい。なので、できるだけ早く始めるのが正解!というわけだ。

 

上記のような積立投資をするならば、毎回の手数料が少ないほうがいいのは自明だが、つみたてNISAは法令上「手数料ゼロ円」であり、信託報酬も低い。プラスで非課税枠があることを考えると、かなりメリットは大きい。

 

NYダウの話に戻ると、今年5月につみたてNISAで初めてNYダウ連動の商品が購入できるようになり、一部で話題となっていた。ウォーレン・バフェットが家族への遺言のようにすすめたという「S&P500」に投資できる商品もある。

 

別につみたてNISAを宣伝したいわけではないが、老後不安を煽るニュースが増えている状況で(実際に大変だと思うが)、NY株式市場が盛り上がっているのを見て「参加したいけど、どうしたら……」と思う人も多いだろうから、選択肢として身近にある「つみたてNISA」を例に取り上げた。

 

何もしないことのリスクは明確に突きつけられているのだから、もちろんそれなりのリスクはあるが、「いますぐNY株に長期積立投資」は選択肢のひとつだろう。

 

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