RBIは金融政策の姿勢を「中立」から「緩和」に変更

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

 

0.25%の利下げを実施

政策金利は6.00%から5.75%へ

 

■インド準備銀行(RBI)は6月6日、金融政策決定会合において、市場予想どおり、政策金利を6.00%から5.75%へ引き下げました。利下げはこれで3会合連続となります。

 

インドの政策金利

(注)データは2015年1月1日~2019年6月6日。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2015年1月1日~2019年6月6日。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

RBIは政策姿勢を「緩和」に

今後も追加利下げの可能性

 

■RBIは声明文で「金融政策の姿勢を中立から緩和に変更することを決定した」と述べました。6人の金融政策委員全員が今回の利下げおよび緩和姿勢への変更に賛成しました。

 

■RBIは物価見通しの修正を小幅にとどめた一方、19年度(19年4月~20年3月)の経済成長率見通しを前年比+7.2%から+7.0%へ下方修正しました。内外需が減速しているとしたほか、今後、貿易摩擦の激化による世界的な需要の鈍化が、インドの輸出・投資にさらに影響する可能性があると述べました。

 

■RBIにとって、景気とインフレの関係では、景気下振れリスクがインフレ上振れリスクよりも深刻な問題だとみられることから、今後、景気回復の兆しがみられない場合には、追加利下げを行う可能性があります。

 

インド株式市場と通貨

(注)データは2018年6月6日~2019年6月6日。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2018年6月6日~2019年6月6日。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

RBIの緩和姿勢や政府の財政政策などが株式の支援材料に

 

■6日のインド株式市場では主要株価指数のSENSEXが下落しましたが、RBIの緩和姿勢への転換は今後の株式市場を下支えすると思われます。米中などの貿易摩擦の動向には注意を要しますが、モディ新政権が掲げているインフラ投資などの財政政策も相まって、インドの株式市場は今後も堅調に推移しそうです。

 

 

(2019年6月7日)

 

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調査部は、総勢25名のプロフェッショナルを擁し、経済や金融市場について運用会社ならではの高度な分析を行い、それぞれの見通しを策定、社内外に情報発信しています。三井住友DSアセットマネジメントの経済・金融市場分析面での中枢を担っている他、幅広い投資家に良質な情報を伝えるべく、活動する機会や媒体は多岐にわたります。年間で約1,000本の市場レポートを作成し、会社のホームページで公開中(2018年度実績)。

著者紹介

連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

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