現金を元手に財務を強化し「会社を強くする」
節税の「本来の目的」とは何か。それは「会社を強くする」ことです。節税によって会社にキャッシュを多く残し、それを元手に財務を強化し、持続的に成長する会社の構築につなげていくのです。
このように、節税を経営戦略の一環として捉え、会社を強くしていくプロセスを「究極の節税」と本記事では定義します。「究極の節税」の考え方は次のとおりです。
<究極の節税>
①節税によって「キャッシュ(現預金)」を残す
②潤沢なキャッシュで金融機関の与信力を高め、「好条件の融資」を引き出す
③好条件の融資を「新たな事業投資」に振り向ける
④事業投資でより大きな利益を創出し、「内部留保」を拡大する
⑤財務・事業基盤の強化で会社を強くし、「継続する会社」を築く
「現金を残す」ことを目的にすれば、無駄な支出が減る
究極の節税の第一歩は、「会社にキャッシュを多く残していくこと」です。