4-6月期GDPは+8.2%成長、先行きはやや鈍化も高成長続く

本連載は、三井住友アセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

 

インド市場の推移

(注)データは2018年8月31日基準。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
(注)データは2018年8月31日基準。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

 

インドの実質GDP

(注)データは2015年4-6月期~2018年4-6月期。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
(注)データは2015年4-6月期~2018年4-6月期。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

 

4-6月期実質GDPは+8.2%成長

内需がけん引

 

■インド統計局が8月31日に発表した、2018年4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比+8.2%と、市場予想(ブルームバーグ集計、同+7.6%)を上回り、1-3月期の同+7.7%から加速しました。2016年1-3月期以来の高い伸びとなり、主要国の中で最も高い経済成長が続いています。

 

■実質GDPの内訳をみると、内需(消費、投資)が成長をけん引しました。GDPの5割超を占める民間消費が同+8.6%と前期(同+6.7%)から加速したほか、設備投資やインフラ投資などの固定資本形成が同+10.0%と高水準を保ちました。ただし、2017年7月に導入された物品サービス税(GST)に伴う在庫調整により、前年の4-6月期が下振れした反動の影響が大きいと考えられます。

 

 

株式市場は最高値、通貨は最安値更新

 

■インド経済が高成長を続けるなか、主要株式指数のSENSEXは8月28日に過去最高値を更新しました。一方、インドルピーはアルゼンチンなどの新興国通貨安の影響から対米ドルで31日、最安値を更新しました。

 

 

成長ペースはやや鈍化するものの、内需主導の高成長が続く

 

■インド経済は、GST導入の反動増によるプラス要因が剥落することや、最近の原油高や通貨安によるインフレ圧力に加え、連続利上げの影響などから経済成長のペースがやや鈍化するとみられます。ただし、賃金上昇に伴う民間消費の増加や投資の回復局面入りから、今後も内需主導の高成長を続けると予想されます。

 

■株式市場は好調なインド経済を背景に今後も底堅い展開が期待されます。一方、米ドル高地合いに伴う新興国通貨の下落圧力が続くなかで、当面インドルピーは上値の重い展開となりそうです。

 

(2018年09月03日)

 

関連マーケットレポート

2018年8月21日 インドの経済・市場動向(2018年8月後半)
2018年8月07日 アジア・マンスリー(2018年8月号)

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調査部は、総勢20名のプロフェッショナルを擁し、経済や金融市場について運用会社ならではの高度な分析を行い、それぞれの見通しを策定、社内外に情報発信しています。三井住友アセットマネジメントの経済・金融市場分析面での中枢を担っている他、幅広い投資家に良質な情報を伝えるべく、活動する機会や媒体は多岐にわたります。年間で約900本の市場レポートを作成し、会社のホームページで公開中(2016年度実績)。

※三井住友アセットマネジメントと大和住銀投信投資顧問は4月1日に合併し、三井住友DSアセットマネジメントになりました。

著者紹介

連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

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