4-6月期はアジア向けなどを中心に好調、通期は慎重な見通し
■自動車大手3社の2018年度4-6月期の連結売上高と連結営業利益は、トヨタとホンダは増収増益、日産は減収減益となりました。トヨタは、タイなどアジアでの販売拡大と原価低減効果などから増収増益となりました。ホンダは、アジアやインドでの2輪車販売の好調などが牽引して増収増益となりました。
■通期見通しについては、米トランプ政権が日本車に対して輸入関税を検討中のため、慎重な見通しとなっています。通商摩擦が解消に向かった場合、現在想定している対ドルでの為替レートは現状の水準より円高なため、上方修正が期待されます。
■トヨタグループの主要8社の4-6月期の連結決算は、アジア市場の好調や自動車の電動化などを背景に8社が増収、4社が営業増益となりました。
(2018年08月14日)
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