「社長の仕事を再現できる人材」を育てよう
いつまで経っても、起業家ステージから抜けられない・・・。そんなときありますよね。
現在、起業家ステージにいる社長で、チームをうまく形成できない人や、自分が走り続けていない限り売上を維持することが困難な状態に陥っている人は、ここで述べる3つの言い訳をしてしまっている可能性があります。
言い訳その1 「自分と同じことをできる人がいない」
一つ目の言い訳は、「自分と同じように収益を高められ、うまくやれる人がいない」と思っていることです。これを言い続ける限り、次のステージには行けません。私も過去に同じような言い訳を言っていた時期があります。
自分の分身・コピーがほしいと思いながらも、自分だけにスポットライトが当たるという特典に快感を覚えてしまい、厳しい言い方をすれば、内心では「結局は、自分がやっぱり一番なんだよな」と変な自己重要感を感じてしまっているかもしれません。
あなたがもし、チームを形成したいと思いながらも、教育に再現性を確立させていないのであれば、一度立ち止まり、勢いと感覚だけでなく、再現性のあるレシピを作成するための時間を確保する必要があります。再現性が構築できない職人芸であれば、再現性のないものを人に伝授できないため、ずっと一人社長ビジネスのままです。
いい人材を雇えば、総合的な収益は増える
言い訳その2 「人を雇うだけのお金がない」
二つ目の言い訳は、「人を雇ったら人件費が増え、負担になるだろう」と思い込んでいることです。もちろん、自分一人であれば、自分の好きなように稼いだお金をすべて使うことができます。責任もないので、自由気ままですよね。しかし、起業家ステージでは、自分が稼ぐことだけを考えていればよかったのですが、経営者ステージに行こうと思うのであれば、周囲の人を稼がせることを考える必要があります。
また、人を雇うことで、人件費は確かに増えますが、いい人材を雇うことで、社長に時間を与えてくれ、さらには収益向上に大きく貢献する人材であれば、総合的には収益が増えることになります。そう考えると、人を雇うことは、決して単にお金を減らすことではありません。
言い訳その3 「育成する時間がない」
最後に、「人を雇ったはいいが、育成する時間がない」という言い訳です。確かに、起業家ステージの社長には時間がありません。そこで、再現性のある教育体制を整えましょう。
再現性のある教育体制を整えないままでいると、人を雇ったはいいが育たず、結局辞めていき、振り出しに戻ってしまうのです。そして、また言い訳その1にある「自分と同じことをできる人がいない」を言ってしまいます。育成に最優先に時間とお金と労力を注げるようにするためにも、あなたの分身を作るべく教育体制を確立しましょう。
私も、起業家ステージにいた時期は、毎日走り回っていました。自分しか売上を上げる人がいないため、毎月20回近くものセミナーを開催し、プログラムを販売していましたが、売上に限界を感じるようになっていたのです。
そこで、GOSPAコンサルタント養成講座を作り、私以外の人が同じことをやっても同じように成果を出せるように、再現性のある教育体制を作りました。そのおかげで、今ではとても優秀なメンバーに恵まれ、1人の時に比べて売上が8倍以上になり、自分にしかできない重要な業務に集中する時間が増え、ビジネスがさらに加速しました。
再現性のある教育体制の確立は、チームメンバーの育成スピードを一気に加速させることができるため、間違いなくビジネスの飛躍につながります。