まだまだ変わる渋谷、空港から開発が広がる大田区
前回の続きです。
(3)渋谷エリアの再開発
渋谷では東急東横線の地下化、地下鉄副都心線との相互直通運転が数年前に実現されましたが、現在も、渋谷駅の機能更新と再編、駅ビルの再開発が進行中です。
駅前広場や道路などの公共施設の再編・拡充も同時に進められており、2018年秋には、「渋谷ストリーム」と呼ばれる高さ約180メートルの地上35階、地下4階建ての超高層ビルも開業されることが予定されています。
1~3階には商業施設が入り、4階にはクリエイター向けのコワーキングスペースとスモールオフィスのほか、自転車通勤をサポートするサイクルカフェ、フットサルコートとしても使える多目的広場などが配置されます。
(4)大田区の再開発
大田区では羽田空港を中心とした再開発プロジェクトが展開されています。2010年に整備された4本目の滑走路に続き、新たに5本目の滑走路の造設が予定されています。
また、羽田空港の沖合移転によって生じた跡地に、ものづくり企業の集積地と国際空港の双方に近い立地を活かした「新産業創造・発信拠点」を新たに形作ることも計画されています。
さらに、約800メートル離れているJR・東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ新たな鉄道路線の整備も進められているところです。
企業が増えて雇用が生まれ、賃貸ニーズが高まる
これらの再開発プロジェクトの結果、ビジネスや生活面における東京の利便性がより一層増すことは間違いありません。
企業が増えればそこに雇用が生まれ、賃貸のニーズもぐんと高まり、結果として新たな賃貸需要の喚起につながることは確実です。不動産投資のチャンスはさらに大きく広がることになるでしょう。