今回は、賃貸物件の外観の中でも「エントランス」の見せ方を紹介します。※本連載は、15歳から賃貸経営に携わってきた、地主系大家とサラリーマン投資家、二つの顔を併せ持つ不動産投資家、大城幸重氏の著書、『高家賃でも空室ゼロ! これからの不動産投資は地方の新築デザイナーズアパートが狙い目です』(秀和システム)から一部を抜粋し、入居者に選ばれる物件作りのコツを解説します。

建物の「顔」に特徴を持たせ、全体のデザインを演出

デザイナーズ・アパートの外観において、もっともこだわりたいのがエントランスです。やはり、エントランスは、デザイナーズ物件にとって顔となる部分。私の物件でも、ここに一番こだわりを集結させています。

 

私の物件では、エントランスと階段の見せ方がポイントになっていることが多いです。これは、顔にあたる部分に特徴を持たせて、全体のデザインの演出をしているからです。

 

ファミリー向けの物件ではリッチな感じのデザインにする、シングルDINKs向け物件はスタイリッシュな感じのデザインにするなど、住む人たちごとにデザインを使い分けていますが、いずれにしてもエントランスは重視しています。

 

例えば、シングルDINKs向けの物件では、エントランスの部分が吹き抜けとなっています。さらに内階段の構造にしてあるので、階段を上がっていくと左右両サイドにシンメトリー的に部屋が配置されています。

 

シングルDINKs向け物件のエントランス

 

一方、ファミリー向けの物件では、階段を張り出させて、エントランスの部分に高級感を持たせています。

 

 ファミリー向け物件のエントランス

傷・誇りが目立ってしまうフローリングの色とは?

次に、内装についても触れていきましょう。

 

床はフローリングが一般的ですが、その色をどうするかは悩みどころです。白っぽい床ですと傷が目立ち、逆に黒っぽい床にすれば今度は埃が目立ちます。

 

最近だと、メラミン樹脂などをコーティングした樹脂系フローリングなど、汚れに強い床材が開発されていますので、費用対効果を考えながら、検討してみるのも良いでしょう。

 

私はPタイルと呼ばれるフロアタイルをよく使っています。デザイナーズ住宅では無垢の素材を使われることが多いですが、自然素材よりは低コストで強度が強く、かつデザインが豊富な床材を選んでいます。

 

フロアスタイルの例

高家賃でも空室ゼロ! これからの不動産投資は新築デザイナーズアパートが狙い目です

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大城 幸重

秀和システム

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