不動産検索サイトredfinについて解説します。

redfinとは

redfinは、アメリカにおいてオンラインで不動産情報を検索できるサイトです。その起こりは2004年まで遡り、シアトルを拠点にデビッド・エラカー、マイケル・ドーハーティ、デイヴィッド・セルリンガーの3氏によって設立されました。2006年には、物件の購入・販売サービスも導入しています。

 

一般に、不動産の過去の取引額や間取り、固定資産税といった情報が入手できるアメリカにおいて、このような不動産検索サイトはZillowやRealtor.comなど他にも存在します。

 

これらのサイトの多くは広告費がその収益の大半を占めているのですが、redfinは自身が不動産の仲介を行うことで、物件を売買する際の仲介料を主な収入としているのが特徴です。加えて、従来の不動産業者で一般的だった手数料をベースとした給与体系ではなく、顧客満足度を基にした給料の支給を採用しており、消費者ニーズのサービスへの反映も精力的に行っています。

 

redfinを選ぶメリット

redfinでは、不動産情報のアップデートに力を入れており、MLS(Multiple Listing Service)という不動産データベースシステムに物件が登録されると、すぐに同サイトにもリストアップされるようになっています。このように圧倒的な更新速度に加え、他の不動産検索サイトと同等またはそれ以上とも言われる、正確性のある情報を容易に入手できるのです。

 

また、不動産仲介業を営み、その取引で重要なサポートの取捨選択ができるredfinだからこそ利用できるサービスもあります。その一つが、同サイトを介して物件を売却した際に、支払う手数料の一部が還元されるというものです。

 

アメリカでは、物件の売り手は売却額の6%の手数料を支払う必要があり、これを売り手側と買い手側のエージェントが折半することで仲介の対価を得ます。これに対しredfinでは、売却の際に受け取る3%の手数料のうち半分を売主に還元することで、売却にかかる手数料が1.5%分安くなるメリットがあります。加えて、あらゆる売買取引をすべてオンラインでできるのも魅力です。契約書の受け取りや必要書類の提出などはもちろん、興味を持った物件があれば、オンラインで見学ツアーを予約することも可能です。さらに、売主と買主に対応するエージェントは完全に分業化されており、高い専門性が期待できる他、チーム体制を敷いているので、担当する代理人と連絡がつかない場合のサポートも万全です。

 

アメリカ南部の過疎地など、情報提供が十分でない地域もありますが、カルフォルニアやニューヨークなど、特に不動産取引が盛んなエリアでは非常に有用なサイトといえるでしょう。

 

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