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「財布の中身」を仕分けて、家計のバランスシートを作る方法

今回は、「財布の中身」を仕分けて、家計のバランスシートを作る方法を説明します。※本連載は、終活コンサルタントとして活躍する安藤信平氏の著書、『ファイナンシャルプランナーが教える終活デザインブック』(合同フォレスト)の中から一部を抜粋し、老後に必要なお金と準備のポイントを見ていきます。

お金が貯まる人は、財布の中身をきれいに整理している

現金と請求書が一緒に入っている、混沌とした財布を使っている人はいませんか。お金が貯まる人=お金に好かれる人は、財布の中身をきれいに整理しています。皆さんも財布の中身を仕訳して現状を把握しましょう。

 

(1)家計のバランスシート

 

仕訳、バランスシート、資産、負債など、すべて簿記用語です。資産は財布のなかの現金で、負債は請求書の形で残っています。

 

まず、家計の資産と負債の内訳を科目ごとに仕訳します。以下の図表1で、資産科目ごとの合計額を左側に、負債科目ごとの合計は右側に、すべての値を記入し、資産合計額と負債合計額を最後に入れます。

 

[図表1]家計のバランスシート

 

資産で見落としがちなのは、各種保険の積立額、貴金属・美術品・骨董品などを換金した場合の価格、不動産は購入時価格ではなく現時点での売却価格になります。当然ながら、負債は現時点でのローン残高になります。

 

表を作成したら、「純資産」を次のとおり計算します。

 

計算式A:純資産額=資産合計額-負債合計額

年間の収入と支出を書き出し、家計の現状を把握

(2)家計の現状を把握

 

年間の収入と支出を書き出し、家計の現状を把握します。収入は、年収から税金などを差し引いた「可処分所得」といわれる手取り収入を算出します。会社員なら「源泉徴収票」に、自営業者なら「確定申告書」に記載されています(この場合の収入は、事業収入から必要経費を差し引いた所得です)。

 

支出は、家計簿をつけている人ならそれをもとに記入できますが、つけていない人は大まかな概算額で記入します(実際の額を記入するほうが好ましいので、家計簿をつける習慣を身につけましょう)。

 

年間収入は以下の図表2、年間支出は図表3のとおりです。収入と支出の表を作成したら、「年間収支」を次のとおり計算します。

 

計算式B:年間収支額=年間手取り収入合計額-年間支出合計額

 

[図表2]年間収入

 

[図表3]年間支出

終活コンサルタント

1961年千葉県生まれ。大学卒業後、JAに就職して金融・保険・相続・年金・税金・ローン・不動産などの業務に従事。53歳でファイナンシャルプランナーとして独立。自身の体験から「50歳になったらエンディングノート」と提唱し、終活のスタートからゴールまでをサポートしている。

JA時代も含めて、これまでに3000件以上の相談を受けており、親の介護と教育資金の2つの負担を背負う責任世代、定年後の生き方に悩む人々から高く支持される。4世代にわたって相談を受けることも多数。またCFP(ファイナンシャルプランナーの最上位資格)・宅建・相続士・年金アドバイザー・2級DC(老後資金運用)プランナーの資格を合わせ持つ終活コンサルタントは全国でも少ないため、一般の方のみならず士業の方からの相談も多い。

著者紹介

連載終活コンサルタントが教える「老後に必要なお金」と準備のポイント

 

 

ファイナンシャルプランナーが教える終活デザインブック

ファイナンシャルプランナーが教える終活デザインブック

安藤 信平

合同フォレスト

健康と同様に、終活も「予防と早期発見」が大切! 終活コンサルタントである著者が、40代・50代の人に向けて、早いうちから知っておいてほしい終活の全体像、これからの人生設計に役立つ情報を紹介します。

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