相場の方向性は「上昇・下降・横ばい」の3つのみ
FXで最も重要なのは「トレンドに沿った取引をすること」です。「トレンド」とは潮流、流行を意味する言葉ですが、FXの世界では「大局的に相場を見て、どの方向に向かっているか」を意味します。
相場の方向性は「上昇、下降、横ばい」の3つしかありません。過去の値動きを示した図を「チャート」と呼びますが、まずはFX会社のツールで、取引したい通貨ペアのチャートを表示してみましょう。
すると、その通貨ペアが上昇と下降を繰り返しながら全体として上がっているか下がっているか、横ばいで推移しているかが判断できます。それが「トレンド」です。
「上昇トレンドで買い・下降トレンドで売り」が基本
上昇トレンドの基本的な特徴は、高値と安値がどんどん上がり、チャートが全体として右肩上がりな点にあります。下降トレンドは逆に値動きが右肩下がりになっている状態です。横ばいトレンドは「レンジ相場」や「ボックス」とも呼ばれ、為替レートが一定の高値と安値の間を行ったり来たりしている状態です。
チャートの値動きはコンピューターが勝手に作ったものではなく、世界中の投資家が実際に取引した結果できたものです。値動きの裏には投資家同士の攻防があり、上昇トレンドでは買いで勝負した人が利益を上げ、下降トレンドでは売りで勝負した人が儲かっています。横ばいトレンドは買いと売りの勢力が拮抗した状態です。
〝勝ち馬に乗れ〟がFXの極意ですから、上昇トレンドでは買い、下降トレンドでは売りで勝負するのが基本戦略です。
[図表]FXの基本はトレンドを見つけること