内容紹介:
これは津波で甚大な被害を被った長洞元気村復興のドキュメント――。
東日本大震災では、多くの仮設住宅が建設されました。しかし住まいを供与するだけでは、被災者は孤立した日々を送らざるを得ません。そこで岩手県陸前高田市長洞集落は、被災者がまとまって住み、助け合い、復興に向けた話し合いを重ねることができる地域づくりを進めることを決めます。
復興まちづくり研究所は、その活動を支援し、住民と連携して行政と交渉し、被災者が分散しないで住める仮設住宅団地「長洞元気村」を実現させるため奔走。このコミュニティ依存型の地域づくりは、NHK「週刊ニュース深読み」、朝日新聞などでも紹介され、復興まちづくりの先駆者として話題となります。
本書は、そんな仮設住宅団地「長洞元気村」を作り上げるまでの、多くの人々の闘いをまとめたドキュメント本となっています。
書籍名:『実践! 復興まちづくり:陸前高田・長洞元気村 復興の闘いと支援 2011〜2017』
著者:
濱田 甚三郎(はまだ・じんざぶろう)
理事長/都市プランナー
阪神・淡路大地震で神戸市に仮設住宅の代用としてコンテナハウスの活用を提案。「仮設市街地」の概念を生み出す。その後、東京都の震災復興マニュアルに「仮設市街地」の考え方を盛り込む。
原 昭夫(はら・あきお)
副理事長/自治体まちづくり研究所所長
山谷 明(やまたに・あきら)
理事(事務局長)/株式会社ETプランニング代表
鳥山 千尋(とりやま・ちひろ)
理事/まちづくりプランナー
大熊 喜昌(おおくま・よしまさ)
理事/都市プランナー
江田 隆三(えだ・りゅうぞう)
理事/株式会社地域計画連合代表取締役
平野 正秀(ひらの・まさひで)
理事/東京都都市整備局勤務(非常勤)
戸羽 貢(とば・みつぐ)
一般社団法人長洞元気村代表
村上 誠二(むらかみ・せいじ)
一般社団法人長洞元気村事務局長
出版社:合同フォレスト
価格:本体1,800円+税