本店は「パレス」と呼ばれるキャピタル・バンク
世界中の“本物の富裕層”から絶大な信頼を勝ち取り、彼らがこぞって付き合おうとするプライベートバンク。その理由とは、顧客の希望どおりのリターンを実現する運用スキルと、金融機関の枠を超えた圧倒的なサービス力に他なりません。その実力の秘密を、オーストリアのプライベートバンク、キャピタル・バンクの取締役であるコンスタントティン・ワイダ・マルベルグが明かします。
Capital Bank(キャピタル・バンク)
【概要】
本店所在地:ウィーン
創 業:1828年
運用預残高:1兆5000億円(推計、2013年12月)
従業員数:156名(2013年12月)
株主資本比率:20.1%(法令による最低株主資本比率8%)
自己資本比率:18.6%(法令による最低自己資本比率4%)
【特徴】
オーストリア皇帝の弟が創業者であり、「皇帝の金庫番」と呼ばれていたプライベートバンクです。現在もその子孫がアドバイザリーボードに入っており、本店はパレス(宮殿)と呼ばれています。キャピタル・バンクは、プライベートバンクであると同時にGRAWEグループの投資銀行でGRAWE保険協会の保険資産の運用を任されています。その経験と実績をベースに、富裕層、ファミリー、財団法人および金融機関を対象に、資産管理および運用に関するあらゆるニーズに対応しています。
キャピタル・バンクはまた、オーストリアで慈善事業としてのアドバイザリーサービスを行った最初のプライベートバンクです。オーストリアの資金調達協会と共同でクライアントのための包括的な財団を設立。富裕層やファミリーオフィス、財団、非営利団体を対象としたプライベートバンク・サービスを展開しており、顧客からは預かり資産に対するアドバイザリーフィーは一切受け取らず、投資額の100%が運用されています。
顧客を担当する5つのプライベートバンキングセンター
我々の最大の強みは、企業規模が大きいことです。このことが、変化し続ける市場環境に順応していくことを可能にしています。同時に、我々のサービスによって顧客自身の市場順応性を高めることを可能にしており、これをwin ―winの事業環境と呼んでいます。
また、我々のプライベートバンクビジネスにおける特徴は、顧客ごとのポートフォリオ管理を行い、資産運用委託(委託することがより効率的であれば選択肢として外部委託も)を行っていることです。
レポーティング、資産管理、税の最適化を適宜行い、クライアントの将来の資産承継をスムーズにします。顧客を担当する5つのプライベートバンキングセンターがあり、具体的には次のような流れで対応しています。
コンサルティング
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投資家の特性把握
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信託口座の確認
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顧客のポートフォリオ作成
このうちコンサルティングを行うことは常に有意義なステップです。顧客と協調することで顧客の要求に応えながら最適化された戦略を立てることができます。また、信用の維持拡大はウェルスマネジメントにおける最も重要な付加価値であり、我々にとって最優先すべきものです。
当行のコンサルタントは、いかなる商品にも縛られず、顧客の要求に応えることにのみ集中して対応しています。
税金、遺産分割から承継の問題解決まで顧客を支援
投資の成功事例を様々なファクターにより分析してみると、資産配分94%、銘柄選択4%、投資のタイミング2%となります。私たちの請け負う顧客のポートフォリオの管理は、顧客ごとのリクエストに対応し、広範囲に多様化したノウハウと厳しい品質管理によって、すべての資産に関連する問題に対応しています。
また、顧客は、オルタナティブ(代替)投資の分野における専門性の高い知識と長期にわたる経験知によって、特別なベネフィットを得ることができます。さらに透明性の高い情報公開で、顧客のニーズが的確に理解されていることを確認できます。
商品選定にあたってキャピタル・バンクは、オープンアーキテクチャーコンセプトを持つ独立した金融機関であり、アセットクラスごとに公開された、顧客にとって最適な投資商品を選定しています。
顧客に代わって、ファーストクラスの専門家による独立したチームを編成しています。このチームは、顧客ごとの投資目標に合わせて作られた投資戦略を策定し実行していきます。
アセットプランに関する包括的な議論を基にプロセスが進められ、資産運用のアドバイザーの選定からすべての税金問題、遺産分割から承継まで顧客を支援します。
【図表】キャピタルバンクの本店内