複数の商品に投資したいなら「バランス型投資信託」
前回の続きです。
「投資信託にはいろいろな種類があるんだけど、投資対象は、国内外の株式・債券、不動産など、多岐にわたるんです。つまり、1つの投信にさまざまな金融商品が組み込まれていて、金融商品の寄せ集めともいえる」
「寄せ集め・・・、お正月の福袋みたいですね(図表)」
[図表]投資信託のイメージ
「そう、そんなイメージです。しかも、日本の株式・債券、外国の株式・債券などが、バランスよくパッケージされた、『バランス型投資信託』も販売されています」
「それを1つ購入すれば、複数の商品に投資したことになるというわけですか?」
「うん。個人では、なかなか投資しにくい株式にも、投資できるというメリットがある。さらに、少額から投資できるのも魅力だね」
「変額保険」には複数の資産があり、組み合わせも自由
「ちなみに、変額保険は分散投資に入るんですか? 利回りも高かったし、分散投資型なら、購入してみたいんですが・・・」
「あれも、分散投資型だね。変額保険には『日本株式』『日本債券』『外国株式』『外国債券』『新興国株式』『定期預金』など、8つの資産が用意されていて、それらを投資家は自由に組み合わせることができる」
「あっ、そうなんですね。でも、もし、どこかの国の経済が悪化して、外国の株価が下がっているときはどうなるんですか? そのまま値下がりして、気づいたときには0円になっていた、ということはないんですか?」
「それは大丈夫。株が下落傾向に入ったときには、ほかの安全な資産にスイッチするようになっているから。変額保険に興味が出てきたんだね」
「はい、でも、ちょっと迷ってるんです・・・」
次回に続きます。