書籍詳細

『アクションファースト シリコンバレーで成果を出す日本企業CVC実践論』

アクションファースト シリコンバレーで成果を出す日本企業CVC実践論

杉野 Scott 祐介

出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング

発行年月:2026年3月

世界屈指のイノベーション中心地であるシリコンバレーには、スタートアップ、投資家、そして世界的大企業が集まり、技術・資金・人材が絶えず交差することで、新たなビジネスが次々と生み出されています。

本書の著者は、楽器製造を主軸に音響機器や音楽関連サービスを展開するヤマハにおいて、シリコンバレー拠点の立ち上げを任された人物です。もともとは欧州統括拠点でキャリアを積み、事業開発の最前線を経験してきましたが、CVC領域はまったくの未経験でした。それでも現地に飛び込み、起業家やVCと向き合いながら試行錯誤を重ねる中で、日本企業が抱える構造的課題を肌で理解し、突破口を見いだしていきます。

その実践から導かれたのが、「アクションファースト」という考え方です。シリコンバレーでは、準備を整えてから動くのでは遅すぎると著者は明言します。まず動き、関係をつくり、現場で信頼を積み上げながら戦略を磨き上げていく。この“行動を前提とした戦略設計”こそが、成果を生む鍵だというのです。実際に拠点開設からわずか1年半で10件を超える協業を実現。2026年には米国の音楽業界誌ビルボードが選ぶ「Billboard 2026 Finance 50 list」に選出されるなど、今や世界的に注目を集めるCVCファンドへと成長を遂げています。

Yamaha Music Innovations


President&CEO

1986年生まれ。2008年、早稲田大学国際教養学部卒業後、ヤマハ株式会社に入社。半導体B to B営業に従事し、AppleやGoogleなど世界的IT企業との取引を担当。白黒が明確な大型案件を数多く手掛け、20億円規模の売上獲得にも成功。その後、神戸大学MBAを修了し、30歳で異例のスピード昇進を果たす。2017年より本社経営企画部にて中期経営計画策定、ガバナンス強化、取締役会運営を担当。2020年からは欧州地域の統括拠点であるヤマハ・ミュージック・ヨーロッパ社に赴任し、欧州地域管理責任者として現地CEOとともに企業戦略・組織改革・財務課題の解決に取り組み、成果を上げた。

2024年、ヤマハのシリコンバレー拠点「Yamaha Music Innovations」President&CEOに就任。スタートアップとの協業・投資・M&Aを推進し、AIカメラ(TuneForte)、アフリカ市場開(Audiomack)、特許分析効率化(DataFalcon)など複数のプロジェクトを短期間で実現。2025年には法人化と5000万ドル規模の自社ファンド設立を主導し、世界の音楽・音響分野に新たな価値を創出している。

2026年1月、「Billboard 2026 Finance 50 list(業界の有力な投資家ランキング)」に選出。「アクションファースト」を信条に、現場でともに汗をかく姿勢でスタートアップと信頼を築き、短期成果と長期戦略を両立させる日本企業CVCの新しい成功モデルを体現している。

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