『認知症になっても自分の財産を守る方法 法定後見制度のトラブルに巻き込まれないために!』
宮内 康二
出版社名:講談社
発行年月:2024年10月
あなたは「成年後見制度」という言葉を聞いたことがありますか? もしくは今その制度の利用を勧められていますか?
成年後見制度について、何も調べずに言われるがままに利用してしまうと、もう戻れなくなります。
なぜなら、被後見人が亡くなるまでその制度は外せないからです。
この制度の問題点は年々明るみになっており、2023年12月20日発売ビックコミックオリジナル(1月5日号)(小学館)では、著者の宮内康二氏が取材協力した後見制度の問題を取り上げた漫画連載が開始されたほどです(『れむ a stray cat』)。
「自分の財産を公的な制度管理の下お願いしたい」「親の銀行口座を扱う際につけるように言われた」「ケアマネージャーからつけるように言われた」…など、あらゆる理由でこの成年後見制度に興味を持ったり、利用したりする人が年々増えています。
しかし、よく調べないで安易に後見人をつけてしまったことで、トラブルにあう人たちが増えており、これからも増加することが予想されます。なぜなら、現在の成年後見制度使用割合率が少なく、その対策として成年後見制度の改正がなされており、団塊の世代の高齢化に伴い成年後見制度を各所で推進するように改正されるからです。
本書は後見制度の問題に取り組む「後見の杜」の主催者宮内康二氏が後見の杜に寄せられた事例をもとに、後見制度の問題点を明るみにするだけではなく、後見制度を用いなくてもいい方法を解説します。
掲載記事
[連載]後見制度問題のスペシャリストが「後見制度の問題点」を明るみに!認知症になっても“自分の財産を守る”方法
- 【第1回】 家族の財産が“見ず知らずの人の手”に…「成年後見制度」が引き起こす衝撃の実態 2024/12/06
- 【第2回】 【実例付きで解説】「旅行は無駄遣い」「ケーキは贅沢」赤の他人に財産を握られ暴言の嵐…後見制度が招く“とんでもない事態” 2024/12/09
- 【第3回】 「老人ホームに月40万円は高すぎ!」後見人の司法書士が住む場所まで口出し…報酬月89万円。後見制度が招く“家族の崩壊”【実例付きで解説】 2024/12/11
- 【第4回】 「解約も下ろすこともできません!」銀行から突き放され…認知症親の財産、8割が“他人”に握られる後見制度の〈恐ろしい実態〉 2024/12/16
- 【第5回】 大手都市銀行でも発覚。“法的根拠のない独自マニュアル”を作成…後見制度を巡る銀行の「致命的な3つの誤対応」 2024/12/18
- 【第6回】 90代姉妹、1世紀住んだ家を突然「立ち退き要求」され…斡旋された「3,150万円のマンション」を半ば強制的に購入。自治体と弁護士にしてやられた“衝撃のからくり” 2024/12/20
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