自立した女性にとって、将来の「お金」に関する漠然とした不安はつきもの。それを払拭する手段のひとつが不動産投資です。本連載では、実際にマンションのオーナーになった「自立女子」の事例をもとに、不動産投資に関心を持ったきっかけや現在の運用状況などを紹介します。

自分の老後に危機感を持ち・・・

【プロフィール】
看護師 25 歳 未婚

 

【マンション投資を始めたきっかけ】
母親から「投資の勉強をしたほうがいい」と言われて

 

【スタート時期】
2016 年6 月

北野 Kさんは25歳でマンション投資を始められましたが、マンション投資に興
味を持ったきっかけは何だったんですか?

 

Kさん 母親の言葉です。「あなたの時代は年金に今以上に頼れなくなるんだから、投資の勉強でもしなさい」って。母親も老後に不安を持っているんですよ。「年金はもらえるのかしら」ってよく言っていて、私も「自分の老後はどうなるかわからない」と、多少の危機感を持っていました。

 

北野 年金や、老後の生活がどうなるのか、本当に先が見えないですよね。マンション投資を始めて、周りの反応はどうですか?

 

Kさん 友人からは、「え?」「どういうこと?」といった反応が多いですね(笑)。

 

北野 わかります! 私も最初、「マンションを買った」と話したら、みんなに「今度遊びに行くね!」と言われてしまって。自分が住むためのものではなくて、マンション投資だということがすぐには通じなくて、説明が必要でした(笑)。

 

Kさん 北野さんもマンション投資を始めたのが早かったんですよね。

 

北野 そうですね。私が始めたのは23歳で、いろいろな人に心配されたのを覚えています。

 

Kさん 誰かに反対とかってされました?

 

北野 母親にも父親にも驚かれましたが、反対はされませんでした。Kさんは誰かに反対されたんですか?

 

Kさん 私は付き合っている彼に反対されて、実はちょっと悩みました。「本当に大丈夫なの?」って自問自答して。でも、私だってしっかりとした一人の大人なんだっていう姿勢を彼に見せたくて、最後は自分一人で決めました。親は賛成してくれましたよ。むしろ、自立しようと投資を始めた私を見て、喜んでくれています。

退職後、家賃収入を受け取ることができるプラン

北野 たしかKさんは、初めての投資がマンションなんですよね?

 

Kさん そうなんです。それまで投資を始めるにしても、何をしたらいいのか全然わからなくて、とりあえず本屋さんで気になる本を手に取っていました。そこで不動産投資のことを知ったんです。

 

北野 実際に投資を始めてみて、気持ちの変化はありますか?

 

Kさん 「やっと投資ができた!」という感じです。いろいろな本を読んだりセミナーに行ったりして、知識ばかりが増えていくのに、なかなか踏み出せなかったのですが、マンション投資の話を聞いて、「これだったら私にもできそう!」と初めて思えたんです。

 

北野 将来の安心のためには、早めの準備が有効です。投資を始めるのが25歳の場合と30歳の場合では、たった5歳の差ですが、この違いがすごく大きい。Kさんのように25歳から始めれば、60歳でローンが完済できますから、60歳で退職後、家賃収入をそのまま受け取ることができます。でも30歳から始めたら、完済するのも5年遅くなります。60歳から家賃収入を得ようとするなら、479万円の繰り上げ返済が必要になってくるんですよ。

 

Kさん そんなに違ってくるんですか! 早くからお金の勉強ができて、しかもそれを行動に移せて、本当に良かったです。

 

[図表] 投資を始める年齢の違いによる60歳時点での残債比較

本連載は、2016年12月27日刊行の書籍『目指せ自立女子! 23歳からの不動産投資術』から抜粋したものです。稀にその後の税制改正等、最新の内容には一部対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

目指せ自立女子! 23歳からの不動産投資術

目指せ自立女子! 23歳からの不動産投資術

北野 小百合

幻冬舎メディアコンサルティング

将来に不安を持つ20代女子のための一冊。 ・まだ投資は早いかと思っている ・何からすれば良いかわからない ・投資=難しいと思っている ・お金がたくさん必要だと思っている (お金持ちじゃないとできない) ・将来に対して…

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