目に異物が入った時は、まず水などで洗い流す
目は非常に重要な感覚器官です。しかし、目は露出しているため、ときとして大きなダメージを受けてしまうことがあります。
代表的なものでは、異物が目に入った、眼球や目の周りを切ったり刺したりした、目をぶつけたなどということが挙げられます。それぞれあたりどころが悪いと目に障害が起きる場合があります。どのような場合も、まずはパニックにならず早めに眼科を受診して、診てもらいましょう。
異物が目に入った、切ったり刺したという場合は、まず水などで異物を洗い流します。ただし、目が開かないという場合は無理に目を開かず、軽く汚れをとってください。その後早急に眼科に連絡を取り、応急処置の指示を受けて受診しましょう。
眼球に内出血があれば「結膜下出血」の可能性も
また打撲の場合程度により対処法が異なります。鋭利なものではなく鈍的に目をぶつけた場合には、外見上は何もなくても目の中に出血したり結膜や角膜に傷がついていることもあるので注意が必要です。単に網膜に腫れが起こっているだけであれば何もしなくても数日から1週間ぐらいで自然に回復します。
眼球に内出血が認められる場合は、打撲による結膜下出血である可能性が高いです。出血そのものは通常2週間ぐらいで自然に引きますが、異物感がある場合は結膜に傷ができていることもあります。傷の大きさによっては感染を予防するためにも点眼薬を使用します。
ただし打撲外傷の程度がひどいと、後から続発性緑内障や硝子体出血、網膜剥離などを起こす可能性があります。これらは初期に症状が出ないことがあるため、ケガをしたあとも、しばらくは定期的に眼科で丁寧に診てもらいましょう。
[図表]障害種別給付状況(平成26年度分)