地域やサービス内容によって費用が異なる利用料
訪問入浴介護(ほうもんにゅうよくかいご)は、看護職員(かんごしょくいん)1名、介護職員(かいごしょくいん)2名の3人体制で行ないます。入浴前に看護職員が体温、血圧などを測定し、健康チェックをします。健康チェックの結果が思わしくない場合は、入浴を中止したり、清拭(せいしき)や部分浴等に変更することがあります。
利用料
訪問入浴介護の利用料は、下記図表の通り、入浴方法によっても異なりますし、清拭(せいしき)や部分浴の場合は通常より減額されます。また、地域やサービス内容によって費用が異なることがありますから、利用の際はケアマネジャーに確認してください。
衛生管理等
また、衛生管理は徹底されており、1回の入浴サービスを提供するごとに浴槽(よくそう)や器具は消毒をしているので心配はありません。
家族からも事前に利用者の性格などを伝えておく
さらに、人間としての尊厳にかかわるデリケートなサービスでもあるので、同性介助(どうせいかいじょ)や恥じらいに配慮した声掛けなどが求められます。
家族も、事前に配慮してもらいたいこと、利用者の性格などを伝えておくと良いでしょう。もし、介護職員に配慮に欠ける対応などがあった場合は、事業者の苦情窓口やケアマネジャーに伝え、改善してもらうようにしましょう。
なお、簡易浴槽を持ち込むのですが、居宅の構造によっては、浴槽を入れられない場合があります。そのような場合には、訪問介護や訪問看護も利用し、ヘルパーや看護師に介助してもらいながら、自宅の浴槽で入浴することになりますが、浴槽用手すりの取り付け、滑り止めのついた入浴用の椅子を用意するなど、十分な準備が必要になります。
[図表]