税額控除とは、算出した所得税額から一定の金額を差し引く制度です。
控除には、税額控除のほかに所得控除もあります。両者の違いは、差し引くタイミングにあります。
所得控除は、税率を掛ける前の所得から一定額を差し引く仕組みです。これに対し、税額控除は、税率を掛けて計算された税額から直接差し引く仕組みです。
米国の税額控除には以下のようなものがあります。
Earned Income Tax Credit(勤労所得税額控除):所得要件などを満たす勤労者や世帯を支援する制度です。
Child Tax Credit(児童税額控除):要件を満たす子どもがいる納税者の税負担を軽減する制度です。
American Opportunity Tax Credit(米国オポチュニティ税額控除):大学などの高等教育にかかる一定の費用を対象とする制度です。
Adoption Tax Credit(養子縁組税額控除):養子縁組にかかる費用の一部を対象とする制度です。
これらは、それぞれ対象者や所得要件、控除額などが異なります。また、すべての税額控除が還付につながるわけではありません。
通常、税額控除は所得税額を減らすための制度ですが、米国には、税額がゼロになっても、一定の条件のもとで控除しきれなかった残額が還付される「還付可能な税額控除(Refundable Tax Credit)」があります。
たとえば、還付可能な税額控除が3,000ドルあり、控除前の所得税額が1,000ドルだったとします。適用要件を満たしていれば、税額はゼロになり、残る2,000ドルが還付される場合があります。
上記は米国の例ですが、日本でも『住宅ローン控除』などの代表的な税額控除が存在します。
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