「月1万円なら貯められると思っていた」家計簿で分かったこと
「働き始めたころは、少なくとも毎月1万円くらいは貯められると思っていました」
しかし、実際には思うように増えませんでした。賞与が入れば10万円ほど貯金するものの、賃貸住宅の更新、帰省、家電の買い替えなどがあると取り崩します。
「ボーナスで増えて、何かあると減る。その繰り返しです」
そこで拓海さんは、3ヵ月だけ家計簿をつけてみることにしました。
総務省『家計調査』の2025年平均では、34歳以下の単身世帯の消費支出は月17万7,542円。内訳は食料4万1,992円、住居3万5,060円、交通・通信2万640円などとなっています。
記録してみると、拓海さんにも削れそうな支出はありました。
残業後に何となく寄っていたコンビニ。使っていない動画配信サービス。休日に頼むデリバリー。
「一つ一つは1,000円とか2,000円なんですよ。でも全部合わせると結構ありました」
動画配信サービスを一つ解約し、平日の昼食は週2~3回、弁当を持参。デリバリーも減らしました。
それでも、毎月数万円を安定して貯められるほどの余裕が生まれたわけではありません。そのため、「月3万円を貯める」といった目標は立てず、給料日に5,000円を別口座へ移すことから始めています。
「5,000円なら少ないと思っていたけど、ゼロよりはいいかなって。まず、給料日前に食事を減らさなくて済む状態にしたいです」
働いて一定の収入を得ていても、住んでいる地域や家賃、返済負担などによって自由に使える金額は変わります。また、日々の節約だけでは吸収しにくい固定費もあります。食事など必要な支出を極端に削る前に、毎月必ず出ていくお金と変えられる支出を分け、まず家計全体を把握することが、継続できる収支を考える出発点になります。
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