(※写真はイメージです/PIXTA)

孫への支出や家族への援助は、無理のない範囲で続けているつもりでも、気づかないうちに負担となることがあります。限られた収入の中で何にお金を使うか、その優先順位は生活の変化とともに見直しを迫られることも少なくありません。

支出見直しの中で直面した“孫へのお金”という難題

そこで高橋さん夫婦は、支出の見直しを始めました。外食の回数を減らし、光熱費も節約。細かな部分を調整していく中で、避けて通れなかったのが孫への支出でした。

 

「一番迷ったのがそこでした」

 

ある日、孫が遊びに来たときのことです。いつものようにお小遣いを渡そうとした高橋さんは、ふと手を止めました。

 

「このまま同じ額を続けるのは難しいと思いました」

 

その日は2,000円を渡しました。すると孫がこう言ったといいます。

 

「おじいちゃん、少なくない?」

 

その言葉に、高橋さんは一瞬言葉に詰まったそうです。

 

「正直、こたえました。でも、説明しないといけないと思いました」

 

高橋さんは、生活の状況を簡単に伝えました。

 

「今は少しずつ節約しているんだよ、と」

 

孫はすぐに納得した様子ではありませんでしたが、それ以上は何も言わなかったといいます。その後、長女とも話をしました。

 

「今まで通りは難しいと正直に伝えました」

 

長女は「そこまで負担になっているとは思っていなかった」と話し、以降は外食の費用を分担するなど、関わり方を見直すことになりました。

 

高橋さんは振り返ります。

 

「気持ちの問題と、お金の問題は切り離せないと感じました」

 

孫に何かしてあげたいという思いは変わりません。ただ、それを続けるためには、自分たちの生活とのバランスを取る必要があると実感したといいます。

 

「無理をして続けるより、続けられる形に変えるほうがいいと思いました」

 

年金生活は、大きな変化がなくても、少しずつ環境が変わっていきます。その中で、支出の優先順位も見直していく必要があります。

 

高橋さん夫婦は現在、お小遣いの金額を固定せず、その時の状況に応じて調整するようにしています。

 

「できる範囲で、無理なく関わる。それが一番長く続くと思っています」

 

 

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