(※写真はイメージです/PIXTA)

「30過ぎて実家暮らしなんて、このままでいいのか」――かねてから、実家にい続ける娘に、頭を抱えていた父。定年を目前に控え、意を決して娘に「自立」を促したところ、待っていたのは、妻の「まさかの言葉」でした。 その内容とは?

家族観や世間体の変化

もう一つ大きいのは、家族観や世間体の変化です。

 

かつては、周囲の目や親戚の声を気にし、多少苦しくても一人暮らしを選ぶ人も少なくありませんでした。しかし、今は違います。

 

結婚しない生き方も珍しくなくなり、独身でいることも自然な選択肢になりました。さらに、他人の暮らし方に口を出す風潮も以前より弱まっています。世間体よりも、自分たちにとって快適な暮らしを優先する時代へと変わってきたのです。

 

中沢家でも、その変化ははっきり表れていました。

 

「瑞希がいれば一緒にスイーツを食べに行けるし、スマホの新しい機能だって教えてくれる。家事だって手伝ってくれる。あなた、そんなこと何もしてくれないじゃない」

 

さらに、恵子さんは笑いながらこう続けました。

 

「結婚して家を出るならお祝いするけど、そうじゃないなら、無理に一人暮らしして苦労することないわ。あなたが退職して、ただ二人で黙々とテレビを見てるより、瑞希がいた方がずっと家の中が明るくなるわ。ねえ?」

自立の定義が変わる時代

結局、中沢家では「当面は3人で暮らす」という結論に。ただし、浩一さんが退職し、収入が減るという現実がある以上、これまで通りというわけにはいきません。

 

瑞希さんは、家に入れる額を少し増やす。そして、浩一さんは定年後に向けて、少しずつ家事を覚えるという小さな約束をしました。

 

浩一さんはこう語ります。

 

「娘が家にいるのは甘えだと思っていました。でも、一人暮らしだけが自立じゃないのかもしれません。私のほうこそ、退職後に妻から“お荷物”と思われないよう、娘に家事を教わらないといけませんね」

 

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