40歳を過ぎて結婚を決めた息子。しかし、その報告に母が見せたのは祝福ではなく不安の表情でした。夫を亡くした72歳の母は、遺族年金とわずかな貯金で暮らしています。長年同居し生活費を支えてきた息子が家を出れば、生活はどうなるのか――。「親の老後」と「子の人生」がぶつかるとき、親子はどう向き合えばよいのか。見ていきましょう。

「親の老後」と「子の人生」がぶつかるとき

LIFULL HOME'Sが実施した「実家暮らしに関する調査(2025年、一都三県)」によると、40代の実家暮らしの割合は26.4%。4人に1人が実家で暮らしているという結果でした。

 

実家暮らしというと、子どもが親に頼っているイメージを持つかもしれません。しかし実際には、健太さんのケースのように、親が子どもの収入を家計の一部としてあてにしているケースも少なくないのです。

 

配偶者の死去、年金の少なさ、独身の子ども、長年の同居――。条件が重なると、親の生活は次第に子どもの収入を前提としたものになっていきます。そして、子どもが結婚するタイミングで、その依存関係が一気に表面化することがあります。

依存関係を続けないために必要なこと

とはいえ、親が高齢になれば、子どもがまったく関わらずに生きていくことも難しいのが現実です。大切なのは、依存関係をそのままにしてしまわないこと。

 

まず必要なのは、親の家計を冷静に把握することです。年金はいくらなのか、貯金はいくらあるのか、毎月の生活費はいくらかかっているのか。意外にも、親子でお金の話をきちんとしたことがない家庭は少なくありません。

 

健太さんの場合も、母の収入は年金の月13万円が中心ですが、父の残した預貯金が800万円ほどあることがわかりました。

 

「母は生活への不安を口にしていましたが、今すぐに立ち行かなくなる状況ではありません。ただ、年齢や今後の医療費を考えると、この先ずっと安心というわけでもない。いざというときは自分が支える覚悟は必要だと思いました」

 

もちろん、子どもが親を助けること自体は決して悪いことではありません。ただし、その援助が無理をして続けるものになってしまうと、今度は子どもの生活を圧迫してしまいます。

 

仕送りをする場合でも、結婚する配偶者との生活を守ったうえで、無理のない範囲にとどめることが重要です。金額や期間をあらかじめ決めておくことも、後々のトラブルを防ぐうえで有効でしょう。

 

親を思う気持ちと、自分の人生。そのどちらも大切にするためには、お互いが“自立した関係”でいることが欠かせません。親の老後と子どもの人生がぶつかるとき、必要なのはどちらかが犠牲になることではなく、現実を見据えた冷静な話し合いなのかもしれません。

 

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧