(※写真はイメージです/PIXTA)

定年後の生活は年金でまかなえると考える人は少なくありません。しかし実際には、年金収入だけでは生活費を補いきれず、働き続ける高齢者も増えています。総務省『家計調査(2024年)』によると、高齢夫婦のみの無職世帯は可処分所得が月約22.2万円に対し、消費支出は約25.6万円と、平均で月約3.4万円の赤字となっています。こうした背景から、60代以降でも働く人は増加傾向にあり、総務省『労働力調査』でも高齢者の就業率は年々上昇しています。老後は「働かない生活」とは限らなくなりつつあります。

面接で感じた「年齢の壁」…見つかった最初の仕事

妻は求人情報誌やハローワークを通じて仕事を探し始めました。しかし、思った以上に難しいことも分かってきます。

 

「履歴書を書くのも久しぶりで」

 

面接では「長く働けますか」と聞かれることもありました。体力や健康状態を気にされる場面が多く、年齢の壁を意識することもあったといいます。それでも妻は「できる範囲で働きたい」と率直に伝え続けました。

 

数週間後、ようやく採用されたのはスーパーの品出しの仕事でした。週3日、1日4時間の勤務です。

 

「久しぶりに働いた日は、足がパンパンでした」

 

それでも帰宅した妻の表情はどこか明るかったと、夫は振り返ります。収入は月5万円ほどと大きな額ではありませんが、家計には確かな変化が生まれました。

 

「赤字が減りました」

 

それ以上に大きかったのは心理的な安心だったと妻は言います。

 

「働いているという感覚があると、不安が少し軽くなるんです」

 

高齢期に働く理由は生活費だけではありません。社会との接点を持つことや生活のリズムを保つことも大きな意味を持ちます。

 

「若い頃は、定年後はのんびり暮らすものだと思っていました」

 

妻はそう振り返ります。しかし実際には老後の生活は想像より長く、支出も少なくありません。

 

「働くことも、老後の生活の一部なのかもしれませんね」

 

現在、夫妻の生活には少し変化が生まれました。朝、妻がパートに出かけると、夫が家事を担当することも増えています。

 

「夕飯は私が作ることも増えました」

 

夫は笑います。年金だけでは足りない——その一言をきっかけに、夫婦の生活は少しずつ変わりました。いまではそれが、二人にとって新しい生活の形になっています。

 

老後の暮らし方は一つではありません。働き続けることもまた、多くの人にとって現実的な選択肢になりつつあります。

 

 \3月20日(金)-22日(日)限定配信/
 調査官は重加算税をかけたがる 
相続税の「税務調査」の実態と対処法

 

カメハメハ倶楽部セミナー・イベント

【3/17開催】
2028年から株式・投資信託並みの「20%分離課税」へ。
知らずには済まされない「貨幣/純粋資産」としての
「ビットコイン・暗号資産」の現在地

 

【3/17開催】
高市政権が“日本株”に与える影響…これからの「日本株式市場」と
インフレヘッジ必須時代の「資産運用法」

 

【3/19開催】
「資産は借りて増やせ!」
3年間で延べ1,500社以上を担当した元銀行トップセールス社長が語る
“新規事業×融資活用”で資産を増やすレバレッジ経営戦略

 

【3/19開催】
<地主の資産防衛戦略>
「収益は地主本人に」「土地は子へ」渡す仕組み…
権利の異なる2つの受益権をもつ「受益権複層化信託」の活用術

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧