(※写真はイメージです/PIXTA)

「孫貧乏」という言葉が聞かれるようになって久しい昨今。年金生活の中で爪に火をともすように節約し、孫にお小遣いや教育資金を渡す高齢者がいます。しかし、自分が苦労して渡したお金が、必ずしも家族の幸せに繋がるとは限らないのが現実もあるようで……。本記事では、社会保険労務士法人エニシアFP共同代表の三藤桂子氏がAさんの事例とともに、親族間援助の難しさを考えます。※事例は、プライバシーのため一部脚色して記事化したものです。

実家、義実家による子への援助のバランスとは

人は育ってきた環境によって、お金に対する価値観や親族との距離感が大きく異なります。たとえ仲の良い夫婦であっても、親が介入(援助など)することで、思わぬすれ違いが起きることは珍しくありません。「親から子どもや孫になにかをしてあげるのは当たり前」と考える人もいれば、それを「ありがた迷惑」「干渉」と受け取る人もいるのです。

 

また、家計管理の視点からみても、教育費の援助には慎重さが求められます。特に塾代のような「毎月発生する固定費」を祖父母に依存してしまうと、今回のように援助が途絶えた瞬間、家計の収支バランスが崩れてしまいかねません。

 

本来、教育費や住宅ローンといった生活の根幹に関わる支出は、自分たちの収入の範囲内で設計するのが基本です。祖父母からの援助は、ランドセルや旅行代といった「一時的な出費」に充てるか、将来のための貯蓄に回すなど、生活水準を安易に上げない形での受け取り方を検討すべきでしょう。

 

祖父母側も、かわいい孫のためとはいえ、自身の老後資金を削ってまで無理をするのは禁物です。「孫貧乏」という言葉があるように、よかれと思った援助が、結果として自身の生活を脅かし、将来的に子供へ負担をかけることになっては本末転倒となります。

 

お互いのバランスを保つには、親から援助の申出があった際、まずは夫婦間でコミュニケーションをとることが不可欠です。援助を受けるメリット・デメリット、万が一援助がなくなった場合の対応策、そして相手の親とのバランスなどを考慮し、夫婦としての考えをしっかりとまとめておくことが大切です。

 

 

三藤 桂子

社会保険労務士法人エニシアFP

共同代表

 

 

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