(※写真/PIXTA)

大学選びにおいて気になる「大学ごとの就職事情」。本記事では、「明治大学」「立教大学」の就職事情について見ていきます。

気になる立教大学のランキングは?

●立教大学

 

2024年度、立教大学を卒業した学生は、計4,335人。学部卒業生の就職先としてもっとも多かったのは、1位「東京都特別区」48名。2位「東京都庁」41名、3位「株式会社JTB」32名と続きます。

 

1位 東京都特別区…48名

2位 東京都庁…41名

3位 株式会社JTB…32名

4位 りそなグループ…30名

4位 全日本空輸株式会社…30名

6位 国家公務員一般職…28名

7位 楽天グループ株式会社…27名

8位  株式会社NTTデータグループ…23名

9位 株式会社三井住友銀行…22名

9位 日本航空株式会社…22名

※立教大学『2024年度 学部卒業生の主な就職先(就職者2名以上の企業)』

 

両校ともに、公務員や金融機関への就職者が多く見られます。特に明治大学では、国家公務員(一般職)への就職者が最多という結果になっており、各学部での公務員試験支援体制やキャリアセンターの充実ぶりが反映されていると考えられます。東京特別区や東京都庁など自治体職員にも多くの卒業生を輩出しており、安定性や福利厚生、地域貢献への志向が反映されています。

 

また、金融機関への就職も顕著です。みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、りそなグループなどが上位に並び、経済系学部を持つMARCHならではの進路選択が見て取れます。立教大学では、JTBやANA/JALなど、観光・航空業界の就職先が目立ち、ホスピタリティ教育や国際感覚との親和性が背景としてうかがえます。

 

これらの傾向から、両校の学生には、“安定志向×知名度企業志望”という現実的なキャリアビジョンを描く層が多いと読み取れます。

 

両校ともに、やはりよく知られた一流企業や公務員が並ぶ結果となりました。大学選びにおいて、キャンパスライフや学びの環境はもちろん大切ですが、「卒業後にどのような進路が開けるか」を見据えることも、今や欠かせない視点となっています。

 

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