秋に実施される小学校受験を控えた年長児にとって、夏休みは大きな転機となる時期だ。勉強の遅れを取り戻す好機であると同時に、子ども自身の主体性や生活習慣が磨かれる貴重な期間でもある。学力だけではなく、行動観察や面接など「人となり」も評価対象となる今、夏休みの過ごし方が入試結果に直結することも少なくない。では、夏をどのように使えば子どもがもっとも成長できるのか。小学校受験指導の第一人者である「こぐま会」代表の久野泰可氏に聞いた。

夏の「できた!」が自信を生む…家庭でできる具体的工夫

では、夏休みに家庭で取り入れやすい具体的な工夫とはどのようなものだろうか。久野氏は次のような項目を提案する。

 

●子どもと一緒に週ごとの目標を決める「がんばり表」を作る

●毎朝のラジオ体操を日課にする

●親元を離れて「ひとりで泊まる」経験をさせる

●買い物や調理など、実際の生活の中でお手伝いをたくさんさせる

●絵日記を毎日書かせることで言語化の力を育てる

●トランプやオセロなどのアナログゲームで思考力を養う

●夏の工作や料理体験を通して創造力と実行力を高める

 

「これらは、すべて生活の中の学びです。ペーパー学習に偏りすぎず、家庭の中で子どもが『自分でできた』と感じられる時間を増やしてください。そうした成功体験こそが、入試本番での自信と落ち着きにつながります」

 

入試は知識やテクニックだけでは測れない。「この子と一緒に学校生活を送りたい」と思わせる何かを持つ子どもには、共通して夏の過ごし方に工夫があった。机に向かう時間も、外で遊ぶ時間も、家族と過ごす時間も、すべてが入試対策になる。そう考えれば、夏休みの一日一日が、かけがえのない「学びの場」となるのではないだろうか。

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