トランプ復活で再燃した「終わらない円安」はなぜ反転した!?主導役となったのは、ヘッジファンドによる円買い戦略への大転換で…【国際金融アナリストが解説】

トランプ復活で再燃した「終わらない円安」はなぜ反転した!?主導役となったのは、ヘッジファンドによる円買い戦略への大転換で…【国際金融アナリストが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

前回は、2024年7月にかけて161円まで米ドル高・円安となった「歴史的円安」が、その後たった1ヵ月で約20円もの米ドル大暴落が起こるといった、強烈な円安大反転となった背景について検証してみました。今回はその後米大統領選挙での「トランプ復活」を経て再燃した米ドル高・円安が、再び反転に向かった背景について掘り下げます。ここで大きな役割を果たしたのが、ヘッジファンドなど投機筋の売買戦略の大転換だったのです。前回から3回にわたって、マネックス証券・チーフFXコンサルタントで『2024年歴史的円安の真実』の著者でもある吉田恒氏が、「『終わらない円安』が終わった理由」について考察しています。

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