老人ホームが抱える問題
特別養護老人ホームは、高齢者にとって最後の拠り所とも言える場所ですが、実際には多くの課題を抱えています。
また前述の通り、厚生労働省の調査によれば、特養に申し込んでいるものの、調査時点で入所できていない人が29.2万人、そのうち在宅で待機している人が11.6万人も存在します。老人ホームでの生活を余儀なくされた高齢者が、十分なケアを受けられない現実は、多くの家族にとって深刻な問題です。
入居待ちが多いことも、入居後に十分なケアを提供できない施設が存在することも、深刻な人手不足が原因です。厚生労働省の調査によると、2025年には約37万人の介護職員が不足すると予測されています。
これからの高齢化社会において、介護施設の充実と職員の増員、そして労働環境の改善が急務です。さらに、家族自身が介護に関する知識を持ち、万が一の事態に備えることも重要です。高齢者が安心して老後を過ごせる社会を実現するため、個々の努力と共に、社会全体の支援が不可欠になってきています。
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