(※写真はイメージです/PIXTA)

タワーマンションでの暮らしぶり、そして一般世帯の居住者たちが「借りて後悔していること」とは…? 国土交通省公表の「不動産価格指数」の推移とともにみていきましょう。

あなたにオススメのセミナー

    「不満はないですが、1つ後悔しているのは…」

    続いて、山田さん(仮名・30代/男性)にも話を伺った。山田さんは夫婦共働きで、世帯年収は1,200万円ほど。1LDKで家賃約24万円の部屋に住んでいる。

     

    「いいですよ、タワマン暮らし」

     

    山田さんは打って変わって、現在の生活に満足度が高い様子だ。

     

    「眺望もいいし築浅で設備も綺麗ですし、生活に不便な点も特にないですね。『タワマンは壁の素材が軽くて薄いらしい』なんて言われることがありますが、私は騒音などに悩まされたことはないです。『エレベーターが渋滞する』なんて噂もあるようですが、少なくとも私は混雑する場面に遭ったことはありません」

     

    賃料は確かに高いが、値段に見合った価値を十分に感じているとのこと。

     

    「今のタワマンに住んでいて不満はないですが、だからこそ賃貸ではなく購入しておけば……という後悔はあります。これから購入するとなったら、これまでに払ってきた賃料がムダだなとも思いますし、しかも私たちが賃貸を始めた時期より、今の方がずっとマンションの相場が上がってしまっているので」

     

    国土交通省が公表した、全国の不動産価格指数の推移をみると、現在のマンション(区分所有)価値は2010年と比べて2.0倍超という驚異の結果。戸建住宅の1.2倍以下と比較しても、極めて急角度で上昇したことがわかる[図表]

     

    出所:国土交通省 令和6年980329月30日公表
    [図表] 出所:国土交通省
    令和6年980329月30日公表

     

    タワマン暮らしを気に入ったからこそ、賃貸を選択したことへの後悔が多少あるらしい。それでも、これから先ずっと今の住まいに住み続ける心づもりかと尋ねると、

     

    「年を取ったら落ち着いたところに住みたいですかね。購入するにしても、永住向きの施設ではないかなと思うので」

     

    というご回答。タワマンでの暮らしを、束の間を楽しむものと捉えている居住者も多いのかもしれない。

     

    指摘率トップ!「名義預金」を税務署はどうみているか?
    相続税の税務調査の実態と対処方法>>6/5(木)LIVE配信

     

    カメハメハ倶楽部セミナー・イベント

     

    【5/13開催】
    高齢者入居で賃貸収益が劇的に上がる
    孤独死・空室・相続トラブルを
    まとめて解決セミナー
    【第1回】終活時代の到来!
    賃貸経営への影響と収益チャンス

     

    【5/14開催】「トランプ関税ショック」
    で見えた“コモディティ投資”の魅力

     

    【5/15開催】南米の
    知られざる不動産投資機会
    「アルゼンチン」「ウルグアイ」
    不動産の狙い目

     

    【5/24開催】
    「京都の町家」投資の魅力

     

    【5/27開催】不誠実な
    フランチャイズ本部を見抜け!
    失敗しない「加盟先の選び方」
    「FC投資の進め方」

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    人気記事ランキング

    • デイリー
    • 週間
    • 月間

    メルマガ会員登録者の
    ご案内

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    メルマガ登録
    会員向けセミナーの一覧