受験生の多くは気づいていない…入試直前、過去問より取り組むべき“たった1つのこと”【東大合格者が解説】

受験生の多くは気づいていない…入試直前、過去問より取り組むべき“たった1つのこと”【東大合格者が解説】
(※画像はイメージです/PIXTA)

入試の日が刻々と近づき、「解けない問題」に焦っている人も多いのではないでしょうか。しかし、偏差値35から東大合格を果たし、書籍『東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全』(幻冬舎)を監修した現役東大生の西岡壱誠氏は、「試験直前こそ勉強よりも戦略を練るべき」といいます。その理由と具体的な戦略について、本記事で詳しくみていきましょう。

どの問題で得点を死守する?…「入試攻守シート」の作り方

合格戦略について理解できたら、具体的に戦略を立ててみましょう。まずは次のシートを見てください。

 

出典:『東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全』(幻冬舎)より抜粋
[画像]入試攻守シート 出典:『東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全』(幻冬舎)より抜粋

 

これは「入試攻守シート」といい、試験問題で「どの問題は得点を死守するのか」「どの問題は難しいから無理しないのか」を決めておくためのシートです。

 

問題1つひとつを分析し、「守る問題」と「攻める問題」を決める

その名のとおり、合格戦略において重要なのは「守る問題」と「攻める問題」を先に決めておくことなのです。ここでの「守り」と「攻め」とは何かを説明します。

 

・守り=何があっても得点しなければならない問題のこと

・攻め=難しいので最後に解く問題・最悪の場合は得点できなくてもいい問題のこと

 

多くの人は、普通に問題を解いて、いちいち「この問題では確実に何点取ろう」「この問題は難しいけど何点取れるようにしよう」などと考えないと思います。しかし、それだと「問題1つひとつの重要度」が分からなくなります。

 

問題1つひとつの重要度が認識できていないと、時間をかけなくていい問題に時間をかけてしまったり、逆に落とせない問題に時間をかけなかったりというミスをしてしまいがちなのです。

 

この2つの「守り」と「攻め」を考えることは、受験において極めて重要なのです。

 

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本連載は、西岡壱誠氏の著書『東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全』(幻冬舎)より一部抜粋し、再編集したものです。

東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全

東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全

西岡 壱誠

幻冬舎

累計43万部超え『東大読書』シリーズの著者・西岡壱誠が監修! 合格をつかんだ東大生たちが「究極の勉強法」を惜しみなく伝授。 5教科別で具体的だから、効果絶大! 東大生たちが実践していた、大学受験に合格する勉強法…

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