「1日たった1時間」の勉強で東大に合格した人は、“天才”?
みなさんは、自分の勉強の1時間の勉強効率を考えたことがあるでしょうか。または自分の勉強した1時間は、本当に1時間分の価値があったのか、しっかりと向き合ったことがあるでしょうか。
大学受験では、この思考が大事です。自分が今行った勉強が本当にかけた時間の分の価値があったのか、しっかり向き合わなければならないのです。
東大生のなかには、毎日1時間の勉強だけで東大に合格した人もいます。その人は平日も休日も、たった1時間の勉強時間だけで合格したというのです。
それを聞いて「うわあ、天才だなあ」と思う人もいるかもしれませんが、これには裏話があります。実はそういう人は、1時間の勉強効率をいかに上げるかということを徹底的に考えて勉強を構築しているのです。1時間で勉強を完結させると決めて、そのためにどんな勉強が必要なのかを当てはめていくというわけですね。
このような「最小の努力で最大の結果を求めよう」と考えるのを、「コスパ思考」と呼びます。「最大コストパフォーマンスの勉強」を意識していくことこそが、ここで学んでいただきたいことです。
時間と効率を意識して「高コスパ」を目指す
しかしこの「コスパ思考」を聞いたときに「たった1時間でいいんだ!」と考える人もいますよね。この話からみなさんが考えるべきなのは、勉強の効率って大事だって話です。
勉強の成績というのは「時間」×「効率」=「結果」で表すことができます。効率の悪い勉強をしていては全然成績が上がらないし、効率がいかに良くても勉強時間がゼロでは成績が上がりません。
先ほどの東大生の1時間の勉強は、10時間の勉強をするのと同じくらいの勉強効率だったのだと思います。だからこそ、勉強時間が1時間でも合格できたといえます。そして、同じことが受験生全員にできるかというと、そうではありません。
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