外貨を稼げる人材は圧倒的に有利
この本を執筆している2022年夏は急速な円安が進んでいた時期です。日本国内だけで暮らしていると、なかなか円安の意味合いがつかみづらいのですが、いざ留学して海外で暮らしてみると、円安は皆さんの現地生活に深刻な影響を及ぼします。
例えば、1ドル=80円だった時期(1990年代後半/2010年代前半)に海外留学されていた方は15ドルのランチを食べる際、頭の中で「1,200円ね」と計算して食べていました。しかしながら、2022年の今、海外で留学されている方は、15ドルのランチといえば「2,000円以上もする‼」と思いながら食べなければなりません。皆さんが日本に帰国した後もこの円安、円高の影響は続きます。
円の価値が高い=円高の時には、日本国内で仕事をして日本円で給料を受け取った場合、毎月30万円の手取りがあったとして、1ドル=80円ならば3,750ドルの収入という計算ですね。しかしながら、これがもし1ドル=140円になったらどうでしょうか。日本円では同じだけの給料をもらっているはずなのに約2,100ドルの収入にしかなりません。
本題はここから。皆さんがもし日本語しか話せず、日本国内でしか仕事ができない存在だったらどうでしょうか。お給料も日本円で受け取るという選択肢しかありませんので円安が進んだ場合には海外旅行に行く時や、海外から輸入されている物品を購入する際には値上げを甘んじて受け入れなければならない立場になります。
しかしながら、もし留学を経て日本以外でもお仕事ができる、海外の会社でも活躍できる存在になれたとしたら……。そう、ドルやユーロなどの外貨で給料を受け取るという選択肢だってあり得るのです。
日本円でも外貨でも収入が得られる立場になる、というのは一つの理想的なキャリアプランです。これができれば世界がどう変化しても、皆さんが生きる場所の選択肢を広げ、経済的自由を確保することにつながるためです。
学生の頃から留学し、海外で生活する際に必要な金額/日本との物価水準の違いなどについて身をもって経験しておくことはメリットしかない経験だと思います。
尾﨑 由博
海外安全管理本部/海外安全.jp代表
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!
【事業投資】11月28日(木)開催
故障・老朽化・発電効率低下…放置している太陽光発電所をどうする!?
オムロンの手厚いサポート&最新機種の導入《投資利回り10%》継続を実現!
最後まで取りつくす《残FIT期間》収益最大化計画
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】