お金の使い方は人それぞれ。しかし、一生懸命に働いてお金を稼いでも、使い方で失敗してしまう人も。もっと上手にお金を使いたい、資産を殖やしたいと考えているのであれば、お金の使い方が上手な人に共通したパターンを取り入れ、より豊かなライフスタイルを手に入れましょう。今回は、お金の上手な使い方について解説していきます。
クレジットカードの明細を見て仰天…「お金に逃げられる人」が無意識にやっていること。「お金の使い方が上手い人」は絶対にやらない (※写真はイメージです/PIXTA)

3.好きなものには惜しみなく使う

好きなものにはお金を使い、自分にとって価値を感じられない支出に対しては、支出項目から削除するようにします。要するに、自分にとってこだわりがないものは最安値のもので問題がないと、割り切ることが大切です。

 

たとえば料理が好きで、休日にゆっくりと凝った料理を作るのが楽しみであるならば、キッチンを整え、高額な調理器具をそろえても、それは自分にとって大きな価値のある消費といえます。ここでいう好きなものは物品だけに限らず、趣味に使う・付き合いに使う・家族に使うなどなんでもよく、自分の好きなことには、気持ちよくお金を使うことです。大切なのは「自分の強い意志で購入を決めているかどうか」です。

 

自分がお金を使いたいと思うことにお金を使っていれば、自分にとってあまり関心のないことに対しては、ケチケチと節約をしなくても、自然と使わなくなる傾向があります。このような行動・選択には、前述のとおり「ライフプランがあること」が大きな助けになります。

 

4.背伸びはしない

お金の使い方が上手い人は、見栄を張ったり、人に合わせて消費をしたりといった背伸びを決してしません。

 

たとえば、マイカーやマイホームなどの不要不急な高額商品は、本来であれば「必要になったら」購入するものです。しかし、世間の物差しやネット、SNSに感化されたり、先輩や同僚、後輩、友人のしていることに影響されたりして、「自分も買おうかな………」という動機で購入を検討するのは、心が背伸びをしている状態です。前述のとおり、好きなものに惜しみなく使うのは、金額の大小に関係なく、いいお金の使い方であり、対象がなにであってもまったく問題はありません。

 

しかし、世間一般の提案する「~であるべきだ」「~したほうがいいよね」に合わせる必要は、まったくないことを理解しておいてください。また家の中に、すでにそのような動機で購入した商品がないかもチェックしてみてください。

 

5.人と違うことを恐れない

いいお金の使い方が身についていくと、だんだんと周りにいる人たちと、お金に対する価値観が大きく違ってくる可能性があります。その結果、習慣や付き合いとしてやっていたことを、断る必要も出てきます。「付き合い悪いな」「どうしたの?」などと聞かれ、返事に困ることも。ずっと断っていれば「あの人は変わった」「ノリ悪い」などといわれることもあるかもしれません。

 

しかし、人生で本当に大切なのは、ご自分のライフプランの達成と、それに見合ったお金の使い方です。ご自分にとっていいお金の使い方は、他の人が思ういいお金の使い方とは違う、というだけです。いままで付き合ってきた人たちとの距離や違いは出るかもしれませんが、この先には、ご自分のお金の価値観と合った友人ができるようになります。人とのお金の使い方の違いを、恐れないようにしてください。