お金の使い方は人それぞれ。しかし、一生懸命に働いてお金を稼いでも、使い方で失敗してしまう人も。もっと上手にお金を使いたい、資産を殖やしたいと考えているのであれば、お金の使い方が上手な人に共通したパターンを取り入れ、より豊かなライフスタイルを手に入れましょう。今回は、お金の上手な使い方について解説していきます。
クレジットカードの明細を見て仰天…「お金に逃げられる人」が無意識にやっていること。「お金の使い方が上手い人」は絶対にやらない (※写真はイメージです/PIXTA)

3.浪費はしない

前項で収入を上回る支出をしないことが大事だと解説しましたが、ケチケチすればよいわけでもありません。お金の使い方が上手な人は、浪費や無駄遣いをしないだけであり、本当に必要だと思えるものはローンを組んでも購入することがあります。

 

ここでいう浪費とは、本来であれば必要ではないものにお金を使うことです。たとえば、ギャンブルやゲーム課金で熱くなって、楽しみの範囲を超えたお金を使うことや、後になって使わない服や物を、そのときの気分で買ってしまうなどです。また、特にコーヒーが好きなわけでもないのに、なんとなく習慣で自動販売機やカフェでコーヒーを買っている、コンビニで定価の商品を購入するなども、1回の金額は少額でも、積み重なると大きな金額を使っていることになります。

 

買う前に「コーヒー飲みたいかな」「この服、本当に使うかな」など、一瞬でも考えるクセをつけると、浪費・無駄使いを自分でコントロールできるようになっていきます。考えた末に必要だと思って買うものは、浪費にはなりません。

 

4.将来のプラスになることにお金を使う

ご自分の将来にプラスになることにお金を使うのは、どのような内容であっても、基本的には上手なお金の使い方といえます。たとえば、資格取得のために学校に行くと、入学金や授業料でまとまった金額が出ていきます。しかし、資格を得てキャリアアップができれば、生涯年収が上がり、さらに納得のいく仕事ができるようになって、精神的な満足度も高まるのです。そうなると最初にかかった大きなお金は、自己投資という形で上手に使えていることになります。

 

自己投資の方法には、次のようなさまざまな形があります。ご自分のライフプランに沿って、理想のライフスタイルを得るために必要なことには、惜しみなくお金を使ってください。

 

・スキルアップや就職、転職などに役立つ資格を取得するために学校へ通う
・知識を高めるためにセミナーや勉強会に参加する
・健康維持のためにジムや個人レッスンに通う
・ピアノや音楽、絵画などの教養を高める習い事をする
・外国語習得や語学留学をして、経験を積み重ねる
・NISAなどの投資を少額からはじめてみる
・将来の収入サポートとして不動産投資をはじめる