お金の使い方は人それぞれ。しかし、一生懸命に働いてお金を稼いでも、使い方で失敗してしまう人も。もっと上手にお金を使いたい、資産を殖やしたいと考えているのであれば、お金の使い方が上手な人に共通したパターンを取り入れ、より豊かなライフスタイルを手に入れましょう。今回は、お金の上手な使い方について解説していきます。
クレジットカードの明細を見て仰天…「お金に逃げられる人」が無意識にやっていること。「お金の使い方が上手い人」は絶対にやらない (※写真はイメージです/PIXTA)

【基本編】お金に関する4行動

ここでは、お金に関する4行動のバランスをチェックします。サラリーマンでも、大富豪でも、お金に関する行動は基本的にこの4パターンしかありません。お金の使い方が上手な人というのは、このすべてをバランスよく行っています。自分の行動と比較して弱いと思う部分があれば、その部分に関する知識をつけてから、少しずつバランスがとれるように今日から行動を変えていきましょう。

 

1.お金を稼ぐ
2.お金を貯める
3.お金を殖やす
4.お金を使う

 

1.お金を稼ぐ

基本的なお金を作り出す力のことです。いまの仕事で生活に十分な収入を得られているか、将来への不安はあるかなどをチェックします。この部分がしっかりしていないと、お金の使い方のバランスがとりにくくなる傾向があります。必要であれば、より給与のいい会社に転職をするか、一時的に副業で収入を増やすなども検討してください。ここでの副業とは、労働収入型(1〜2ヵ月以内に収入を得られる)の副業のことであり、月に数万円程度までのことを指しています。

 

たとえば、貯金のためにあと3万円増えればいいのであれば、転職を考えるよりもアルバイトなどの副業でプラス収入を得たほうが、効率がいい場合もあります。

 

【チェック項目】

・生活に十分な収入を得られているか
・収入が足りない場合、あといくらあれば良いのか
・転職ができる条件を持っているか
・簡単な副業ができるか

 

2.お金を貯める

稼いだお金から貯金をします。このときに大切なのは、お金が余ったら貯金に回すのではなく、先に貯金額や目標額を決めて、残った金額で生活のやりくりをすることです。目標額はあまり大きくせず、10~100万円の範囲で決めたほうが苦しくありません。また、それ以上の金額は、貯金よりも3の「殖やす」ほうが向いています。

 

毎月一定額を貯められるように、生活と支払いのバランスがとれる範囲で、金額を決めてください。無理をすると、苦しくて続けることができなくなりますので、できる範囲でやることが大切です。

 

【チェック項目】

・貯金をしているかどうか
・苦しくない範囲で貯金額を決める
・貯金の目標額を決める(10~100万円くらい)
・自己投資の必要性をチェックしておく