【応用編】お金の使い方スキルを上げる5つのポイント
稼ぐ・貯める・殖やす・使う、というお金に関する基本的な行動を理解し、ご自分の収入の範囲内で4つのバランスがとれるようになるためのポイントを、5つにまとめています。ある程度のまとまった金額が見えてくると、自然と心に余裕ができてくるため、お金に対してもおおらかになりがちです。しかし、本当にお金の使い方が上手な人は次のような5つの方法で、より効果的なお金の使い方をしながら、目標額になるまで資産を上手に守り育てています。
1.家計簿を付ける
2.コスト意識を持つ
3.好きなものには惜しみなく使う
4.背伸びはしない
5.人と違うことを恐れない
1.家計簿を付ける
日々家計簿を付け、収支バランスをパッと見て把握できるようにしておきましょう。家計簿アプリやお小遣い帳アプリ、エクセルなど、使いやすいもので問題ありませんので、毎月のデータをまとめておきます。データをまとめておくと、自分が何にお金を使っているのか、その傾向を理解することができます。
たとえば、飲み代が多い、ゲーム課金が多い、コンビニでの買い物が多いなど、データをもとに自分の消費行動のクセが、ハッキリとわかります。お金の使い方は習慣化されている傾向があるため、無意識のうちに使っていることが多く、その結果が「なにに使ったかわからないのに、お金が減っている」状態です。
1つひとつの消費行動に善悪はありませんが、収入のなかから多く支払っているものが、自分にとって本当に価値があるものなのか、冷静に振り返るのに役立ちます。
2.コスト意識を持つ
コスト意識とは、消費した金額がどのくらいの期間、自分にとってメリットになっているかを考えることです。お金の使い方が上手な人は、コストを考えることが習慣になっています。
たとえば、多少値が張るものであっても、自分の好みであり、印象のよく見える衣料品(スーツ・靴・カバンなど)であれば、ヘビーローテーションで着用することになりますので、一回当たりの金額は割安になります。支払額が大きかったとしても、結果として低コストでお得な買い物になります。逆に、バーゲン価格で購入できた服でも、クローゼットにしまいっぱなしで着ないのであれば、所有する衣料品の中でコストのかかった、割高な買い物になります。
このように1つひとつの消費行動には、購入金額の高低にかかわらず、必ず一回あたりの価値と価格が発生しています。買い物をするときには必ずコスト計算をして、自分にとって本当に価値があると思えたもののみに、お金を使うようにコントロールしてください。