オークランドの不動産価格、平均100万NZドル越えに
ニュージーランド最大の都市で、観光都市・国際都市のオークランドの不動産価値は高く、平均100万NZドル越えとなっています。しかし、100万NZドルはあくまでも平均値であり、海が少しでも見えれば価値は上がり、セントラル地区、ノース地区では150万NZドルが平均です。西方面では、100万NZドルだと土地付き1戸建て物件が買えます。
筆者が居住しているオークランドでは、近年、70万~90万NZドル内の価格帯でありながら、部屋数が3部屋を保てる長屋のタウンハウスが多く開発されており、初めてマイホームを買う若い世代に人気です。
一方、オークランドから南へ車で2~3時間に位置するワイカト地方では、一戸建て3部屋物件の平均が70万NZドル台で推移しており、なかには40万NZドル台の物件もあります。具体的には、約800m2の土地に家が2戸建つイメージで、投資運営する上では賃貸利率もよく、売却するなら1戸70万NZドル前半といったところです。
本来なら90万NZドル台で売りたいところですが、金利上昇中の昨今、その金額ではなかなか買い手がつかない(買い手の手が出ない)状況にあります。苦肉の策として70万NZドル台に値下げし、ようやく契約オファーが出ても、今度は60万NZドル台へ値下げ交渉を持ちかけられてしまうのです。