税金面で売り手・買い手の双方に大きなメリットがある
「不動産M&A」は、不動産を所有する会社を対象にしたM&Aのことです。「不動産を所有する会社の株式」が譲渡の対象となり、不動産の所有権は会社にとどまります。そのため、買い手側には不動産の取得に要する不動産取得税や登録免許税の課税がなく、一方の売り手側においても、株式譲渡益に対する課税のみの負担で済みます。
また、一定の要件を満たせば、購入した株式の取得価額の一部を損金算入できる「経営資源集約化税制」という税制特例を活用することができるため、税金面で売り手・買い手にとって大きなメリットがあります。
不動産M&Aは、不動産・税務に関する高い専門性が不可欠となります。不動産や株価の適正な時価を算出するためには、税理士と不動産鑑定士による多面的な視点が必要です。不動産の売却をご検討の方は、不動産M&Aも有益なひとつの手段として捉え、専門家に相談することをおすすめします。
住江 悠
フジ総合グループ 大阪事務所 所長
不動産鑑定士
カメハメハ倶楽部セミナー・イベント
【10/2開催】預金中心の人必見!資産の目減りに
気づいていますか?“新NISA”を活用した
インフレ時代の「資産保全」
【10/2開催】相続税の税務調査の実態と
対処方法―指摘率トップ、「名義預金」を
税務署はどうみているか?
【10/3開催】株価乱高下時代に注目が
集まる「コモディティ投資」
~金(ゴールド)、原油の特徴、
魅惑の金属が持つ投資妙味~
【10/5開催】事例で解説「中古太陽光」を
活用した個人の節税対策 ~なぜ今、太陽光なのか?~
新進気鋭の税理士が他の節税商品と徹底比較